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- 一戸建てのメンテナンスはなぜ必要?
一戸建ては建てたらそれでおしまいではないのです! 定期的なメンテナンスが必要になります。この記事では一戸建てのメンテナンスに関する疑問を徹底的に解説していきます!
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一戸建てのメンテナンスが必要なワケ
一戸建てのメンテナンスが重要となる理由をまとめると以下の通りです。
- メンテナンスをしないと最悪住み替えが必要になる!
- メンテナンスをしないと大がかりな工事が必要になる!
- 住宅の寿命が縮んでしまう!
マンションと違って、一戸建ては修繕なども自分でしていかないといけません。メンテナンスを怠ると、最悪の場合は住まいを失ってしまうのです。ポイントを詳しく確認していきましょう。
メンテナンスをしないと最悪住み替えが必要になる!
一戸建ては、築10年になると老朽化が始まります。ただし、築10年になっても、見た目はキレイということもよくあるのです。そのため、「うちはまだまだ大丈夫!」といったように楽観視してしまいがちです。
しかし、外見はキレイでも、建物内部の見えないところはかなり老朽化していることも多くあります。木造の一戸建てならば、シロアリがすみついていることもよくあるのです。
そして、気づいた頃には、手の施しようがない状態になっていることもあります。リフォームなどで直すよりも、建て直した方が安いということになり、住み替えの必要が出てくることもあるのです。
メンテナンスをしないと大がかりな工事が必要になる!
定期的なメンテナンスによって建物の状態をチェックしておくと、老朽化の初期段階で対処をしていくことができます。
一方、メンテナンスを怠ると、劣化の最終段階までいってしまうことがあります。住宅の修復・修繕工事の大変さは、初期で異常な点に気づけるかどうかにかかっているのです。最終段階までいってしまうと、工法が大変になるだけでなく、費用もかなりかかってきます。
見た目はキレイであっても自分では気づけない細部で老朽化が進んでいることもあるのです。定期点検的な意味でも、メンテナンスは大切だといえるでしょう。
住宅の寿命が縮んでしまう!
一戸建ては、生涯にわたって住む予定で建てる場合がほとんどでしょう。老後の生活も考えて建築する方も多いはずです。しかし、メンテナンスを怠ると、老後まで建物が持たなかったということもあります。
住宅の寿命は、日々の手入れや住み方によって大きく変わってくるのです。大切に使って、定期的にメンテナンスをしておけば、長く安全に住むことが可能です。
加えて、住宅はいずれ売ることもあるでしょう。定期的にメンテナンスをし、キレイに保たれた住宅は、高く売却できる可能性があるのです! 一方、メンテナンスをしていない住宅は安い値段で買いたたかれてしまいます。
メンテナンスをすることで、資産としての可能性も広がっていくというメリットがあるのです。
一戸建てのメンテナンスが必要な箇所と費用
一戸建てのメンテナンスは、外壁や内装など、さまざまな場所で必要になります、メンテナンスが必要な個所と費用などをまとめると以下の通りです。
メンテナンス必要箇所 | 必要になる時期 | 費用 |
外壁塗装 | 築10年 | 60万円~120万円 |
屋根の塗装 | 築10年 | 40万円~60万円 |
シロアリ防除 | 築5年 | 36,000円~12,000円 |
水回りのメンテナンス | 築15年 | 10万円~100万円 |
フローリング | 築10年 | 30万円 |
詳しく確認していきましょう!
外壁塗装
外壁塗装は、30坪の一戸建てで60万円~120万円ほど必要です。値段は、塗装材をどのようなものを使うかで大きく異なってきます。
- シリコン系の塗料 80万円~
- フッ素系の塗料 90万円~
- 無機系の塗料 110万円~
値段があがるほど、耐久性もあがります。また、メンテナンスの場合は、壁のすべてではなくひび割れしている一部だけを塗れば良いというケースもあります。そのような場合は、かなり安い値段でメンテナンスが可能です。
屋根の塗装
屋根の塗装は、塗り面積が20坪ほどで40万円~60万円です。値段は、外壁塗装同様にどのような塗料を使うかで大きく変わってきます。塗料の1㎡あたりの価格は以下の通りです。
- アクリル 1,200円~
- ウレタン 1,800円~
- シリコン 2,400円~
- フッ素 3,200円~
- 無機 3,800円~
値段が高くなればなるほど耐久性もあがります。小まめにメンテナンスするならばアクリルの塗料を使って、数十年に一度メンテナンスをするならば無機やフッ素を選びましょう。
また、屋根と外壁の塗装をまとめて行えば、業者によっては割引もあります。屋根と外壁のメンテナンスは同時に行いましょう。
シロアリ防除
木造の建物にはシロアリがわきやすいです。駆除や予防が必要になってきます。費用は坪で計算されることが多く、1坪あたりの目安は以下の通りです。
- シロアリ予防 1,200円~2,500円
- シロアリ駆除 2,000円~4,000円
シロアリ予防薬の効果が切れて、シロアリが発生するには7年ほどかかります。
また、シロアリ駆除の薬品はドラッグストアなどでも購入できます。ですから、薬品を使って、定期的に自分でシロアリ退治をするのも一つの手です。
水回りのメンテナンス
キッチンやバス、トイレなどの水回りもメンテナンスが必要です。設備を最新のものにしたり、老朽化した蛇口を変えたりします。価格相場は以下の通りです。
- キッチン 50万円~150万円
- バスルーム 50万円~100万円
- トイレや洗面台 10万円~50万円
傷んでいる部分を取り替えたりするくらいならばそれほど費用はかかりません。また、メンテナンスにあわせてリフォームするならば、その分だけ価格もはね上がってきます。
フローリングのメンテナンス
フローリングは使っていると、経年劣化で凹みや汚れが目立つようになってきます。
だいたい10年~20年が張り替えのタイミングです。メンテナンス費用は、部屋の広さによって異なりますが、8畳ならば30万円ほどかかります。
メンテナンス費用は積み立てておくと◎
一戸建ては、定期的なメンテナンスが必要なことを確認してきました。ただし、メンテナンス費用は高額になりやすいです。ですので、一戸建てを購入した段階で費用の積立をしていくことをオススメします!
マンションでは、「修繕積立金」が毎月徴収されていきます。それと同じように一戸建てでも、自発的にお金を積み立てるようにしましょう。
大規模なメンテナンスが必要になるのは、10年に一度くらいです。費用としては100万円ほどあれば、間に合います。ですから、毎月一万円程度のお金を積み立てていくようにしましょう。
一戸建ての修繕費を積み立てた経験のある人は、1割程度しかいません。一戸建てだからこそ「修繕」や「メンテナンス」に危機意識を持って、いざというときに金銭面で困らないようにしましょう。
おわりに 一戸建ては建てたらおしまいではない!
一戸建ては建築が終わればゴールではありません。その後も安心してマイホームに住み続けることができるかは、日頃のお手入れや定期的なメンテナンスにかかってきています。
メンテナンスを怠ると、日々の生活が危険にさらされる可能性もありますし、売却時に買い叩かれてしまう可能性もあるのです。
建て終わったその日からメンテナンスのことを考え始めて、積立貯金などを始めるとよいでしょう!
最終更新日:2020-02-11