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子育て世帯が「そろそろマイホームを…」と考える際、都市部の便利なマンションにするか、それとも郊外の戸建てにするかと、迷いますよね。
いざマンションを購入しようと決めたら次に考えるのが、大規模マンションにするか、それとも小規模マンションにするかというポイント。
今回は「子育て」という面において、大規模マンションと小規模マンションの違いをみていきましょう。
大規模マンションと小規模マンションのメリットとは?
大規模マンション
一般的に、100戸以上のマンションを「大規模マンション」と呼ばれます。メリットの筆頭に挙げられるのが、共用の施設・設備や付帯サービスが充実している事。
敷地内に緑の豊かな公園があることも珍しくなく、フィットネスルームやゲストルーム、コンビニや病院などが入っているマンションも。マンションを出ることなくさまざまな用を足せるのは便利です。
小規模マンション
50戸未満の規模のマンションは「小規模マンション」と呼ばれています。入居者が少なく、住民同士のコミュニケーションをとりやすい小規模マンションでは、不審者の侵入にも気づきやすく、防犯性が高まります。
大規模マンションでは通勤・通学時間帯のエレベーター待ちが問題となることも多いですが、小規模マンションではそういうことも少なく、道路や駐車場・駐輪場、ごみ捨て場などへのアクセスもしやすいです。
子育てにおける大規模マンションのメリット
それぞれにメリットもあればデメリットもある大規模マンション・小規模マンションですが、「子育て」という面に的を絞って比較すると、大規模マンションのほうがよりメリットを感じられることが多くありそうです…
施設の充実
大規模マンションのなかには、敷地内に認可保育園や一時保育を頼める施設が入っているところもあり、共働きの子育て世帯にとってはありがたいでしょう。なかには、マンションと同じ区画に幼稚園や小学校などがあることも。
敷地内にキッズルームや公園があれば、子どもを安心して遊ばせやすいのはもちろん、親どうしの交流もしやすいです。実際、大規模マンションには子育て世帯が入居することも多く、キッズルームなどで知り合って仲良くなることも多いとか。
親御さんどうしの“目”は、マンション内で遊ぶ子どもたちの安全につながります。大規模マンションはもともとセキュリティ面でも安心できることが多いですが、子育て世帯どうしの連携があることで安心感がさらに強まります。
子育てにおけるマンション選びの注意点
ご近所への配慮
子育てという観点でメリットが多い大規模マンションですが、”良いこと尽くめ”とはいかないようです。マンションでの子育てで気になることといえば、子どもが走り回る足音や騒ぐ声などによる「近所迷惑」です。
子育て世帯の入居が多い大規模マンションではある程度「お互い様」という面もあるとは思いますが、それでも迷惑を最低限にとどめる努力は必要です。
防音対策やルール決めでトラブル回避
購入するマンションを選ぶ際には、床材や窓ガラスの構造を確認し、遮音性を確認しましょう。購入後はより防音性を高めるため、室内の床に防音マットや厚みのあるカーペットを敷くとなおいいです。クッション性のあるマットを使えば、子どもが転んだときにも安心です。
マンションのハード面だけではなく、ソフト面の対策として、子どもの遊びに一定のルールを設けることも大切です。子どもの年齢にもよりますが、「○時になったら静かにしようね」「部屋を走り回るのはやめようね」といったような約束を子どもとしてみましょう。
おわりに
大規模マンションにも小規模マンションにも、いいところもあれば、気をつけるべきところもあります。そのなかでも、「子育て」にフォーカスして考えると、大規模マンションにより多くのメリットがあることが多いといえます。
子育てに不便や不安を感じることもまだまだ多い日本で、同じようなファミリー層がたくさん住んでいるマンションであれば、心強さも加わるでしょう。家族のライフスタイルやライフプランを考えながら、マンション選びを進めていきましょう。
最終更新日:2019-04-03