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マイホームブック(byスターフォレスト) > 不動産・住宅購入マニュアル > 建物の大きさを左右する容積率の基礎知識、建ぺい率との違いも解説

2018-03-06

最終更新日:2018-03-06

建物の大きさを左右する容積率の基礎知識、建ぺい率との違いも解説

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憧れのマイホームをついに手に入れる!と喜んだのもつかの間、住宅に関して知らなくてならない用語の多さに早速うんざりしてしまってはいませんか?

住宅を購入することになったのであれば、知らなくてはならない言葉に「容積率」というものがあります。今回の記事では、そのような専門的なキーワードを、ともに使う専門用語もあわせてわかりやすく解説しますので、ぜひ読んでみてくださいね!

建物の建築には容積率と建ぺい率によって制限される

「建物の建築には容積率と建ぺい率が存在し、それがうんぬん…」と説明されてもちんぷんかんぷんですよね。ただい、容積率と建ぺい率という言葉は住宅を購入する気持ちがあるのであればぜひとも知っておきたい規定のひとつです。

これらがわからないと、住宅購入する上で必要になってくるさまざまなことがわからないまま進んでいってしまうことになります。しかし、この記事ではそれぞれの言葉をひとつずつていねいにご説明しますのでご安心ください。

容積率とは

容積率とは、敷地面積に対する延床面積の割合のことを指します。

たとえば、容積率が100%と指定された100平方メートルの敷地であれば、1階に70平方メートル、2階に30平方メートル、合計で100平方メートルの建物を建築することが可能だということになります。

建ぺい率とは

建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことを指します。建築面積のことを建坪(たてつぼ)と呼ぶこともありますが、建物を真上から見た時に見える水平投影面積がこれに値します。

一般的な形をした2階建ての住宅であれば、1階、もしくは2階どちらか面積が大きい方を意味すると考えれば間違いありません。この建築面積が、敷地のどれくらいの割合を占めるのか、ということを示すのは建ぺい率です。

建ぺい率70%を指定された地域にある100平方メートルの敷地であれば、70平方メートルまでの建築面積であれば建物を建てることができるということになります。

その他細かなルール

容積率も建ぺい率も、その建築可能限度は都市計画によって決まっているのですが、あわせて緩和規定もあるので、建物の形や立地条件によってもいろいろと変わってきます。

容積率では、延床面積の1/3までの地階、延床面積の1/5までの車庫であれば算入しないというルールがあり、また建ぺい率では幅が1メートル以内の軒(のき)や庇(ひさし)、バルコニーやベランダであれば算入しません。

さまざまな複雑な計算をもとに、容積率も建ぺい率も成り立っています。

建物を建築するなら容積率を正しく理解しておこう

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ここまで容積率と建ぺい率についてご説明してきましたが、少しずつイメージができましたか?

このようなことを職業としていない限り、あまり馴染みにない用語と計算なのですぐに頭に入るわけではありませんが、住宅を購入する上ではある程度大切な知識となりますので頭の片隅に残しておきましょう。

それは、容積率と建ぺい率によって、建てられる住宅に違いが出るためです。低層の住宅が多く建つエリアは建ぺい率50%、容積率100%といった敷地が多く、そのような場所には一般的に2階建てまでの住宅しか建てられません。

また、高級住宅地にありがちな建ぺい率30%、容積率60%と決まっているような場所だと、敷地そのものにかなりの余裕が無い限り、そのルールに則って経った住宅はとても暮らしにくいものになってしまいます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

容積率、建ぺい率ともにそれなりの理解をしていないと住宅を建てる話が進むに連れて全然思っていたのとは違うお家になってしまいます。

現状自分が住宅を建てる予定の場所(地域)がどのような規定をしているのか、その規定の中で自分の望むような住宅を建築することはできるのか、ということを事前に確認しておきましょう。

その際には、建築士やハウスメーカーといった専門家と一緒の方がより安心ですが、自分でもある程度予備知識をつけておいたほうが有益な質問ができるでしょう。住宅購入を検討する段階になったら、まずは容積率、建ぺい率といったような言葉をいくつか調べた上で臨みましょう。


最終更新日:2018-03-06

 

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