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「マイホームは憧れだけれど、そんなお金はどこからも降ってこないし…」なんて涙目になってはいませんか?
確かに一国一城の主、という言葉があるくらい、自分の家があるということは自信にもつながりますが、マイホームを手に入れるには相当な予算が必要となります。
それでくじけてしまっている方に朗報です!圧倒的な低コストで夢のマイホームを手に入れることができる方法として「コンテナハウス」をご紹介しましょう。
コンテナハウスとは?
一般的に日本に住んでいると、あまり「コンテナハウス」という言葉を耳にする機会はないと思いますが、コンテナハウスとはその文字通り貨物用のコンテナを住居として再利用する方法です。
貨物用として利用できなくなったコンテナは廃棄されたり、あらたにコンテナとしてリサイクルされますが、その一部は「住居」として使えるようにリフォームされます。
お店やオフィス、海外ではさまざまな施設としても使われている実績のある、れっきとした建物なのです。
今、コンテナハウスへの注目が高まっている
シンプルなスクエア型、広くムダのないスッキリとした内装がコンテナハウスの特徴であり、またそのカラフルさ、さまざまな国をコンテナとして旅してきた趣が愛されて、今もっとも注目されている新しい住居のスタイルといっても過言ではありません。
コンテナハウスの3個の魅力
日本ではまだあまり見ないコンテナハウスですが、どのような魅力があるのでしょうか。
その1:建築費用
マイホーム購入に躊躇してしまう方のほとんどの理由が「建築費用」でしょう。たしかに、日本においてマイホームを建てたり、マンションを購入するとすれば、年収の万倍もの金額を用意し、その後何年も継続してローン返済していくことになります。
コンテナハウスは、そのような心配をしている方にこそオススメしたいのです。コンテナそのものはリサイクルされたものなので、非常に低価格で手に入ります。
ワンルームマンションよりも少し小さめ程度のサイズであれば中古品で30万円程度から購入できます。
その2:デザイン性
コンテナは外から見ての通り、スクエア型で内部もシンプルな作りになっています。
だからこそ、内装を自由に改造ができるので、個性的なお部屋を作ったり、もしくはミニマリストの好むようなシンプルで無骨としたお部屋を作ることもできます。コンテナを縦や横に積んで面積を広げたり、階段をつければ2階建てとしても使用できます。
その3:移動が自由自在
これはコンテナ特有のメリットでしょう。もともとさまざまなエリアを貨物として移動してきたコンテナなので、移動が簡単にできるように作られています。当然住居として移動する場合にも、家具などをそのまま入れたまま離れた場所にも運ぶことができます。
コンテナハウスと建築許可の関係
この記事をここまで読んで、「コンテナハウスってすてき!」と思われた方は少なくないと思います。ただ、一般的な住居とは違うので建築許可の側面では大丈夫なのか?など気になる点がありますよね。
コンテナハウスは、建築用に作られたコンテナを使用することが大前提なので、建築基準法にキチンと則っていますし、合法な建築物として認められているのです。
以前は、貨物用として利用していたコンテナでも好きに手に入れて住居用として改造することができましたが、現在の建築基準法ではISO海洋輸送用の中古コンテナを住居として利用することは現実的にできなくなりました。
しかし、だからこそ建築基準法で安全が保証された住居として認識できる安心感が同時に生まれました。
建築基準法に則ったコンテナハウスの条件
まず、JIS鋼材で造られていることが大前提です。また、JIS認定された工場にて溶接が行われたコンテナであるということも最低条件です。
この条件を満たさないコンテナで住居を改造して作った場合には違法となりますので気をつけましょう。
JIS鋼材で造られていて、かつJIS認定工場で溶接の行われたコンテナを探すとなると、中国で製造された同程度のものと比較して1.5~2倍の費用がかかってしまいます。
そのために、できるだけコストを抑えたければ、海外のJIS認定工場で溶接されたコンテナを探さなくてはいけなくなります。
コンテナハウスという新しいマイホームの可能性
マイホームを検討するよりも圧倒的にローコストで自分の家が持てる、という点でコンテナハウスは理想的であることがお分かりいただけたかと思います。しかしながら、同時にさまざまな制限があることもお気づきになられたでしょう。
港の周辺で目にしたことのあるコンテナをどうにかして入手して、そのあたりに置けばマイホームの出来上がり!とまで簡単に考えていた方はそう多くないと思いますが、コンテナハウスを実現するにはそれなりの覚悟が必要となることでしょう。
しかし、一度覚悟が決まればたくさんのメリットがあるのもコンテナハウスです。地震大国である日本において、木造建築の住居に住むのは少し不安がありますがコンテナハウスが重量鉄骨の建築物ですので、ぐっと安心感が増えます。
実際に震度7の地震にも堪えたというデータがありますし、海をわたってくるだけのタフさを持っていますので、災害にも強いのです。キチンと定期的に適切なメンテナンスを行っていれば100年以上使うことだって可能であり、また先に書いたとおり移動も容易です。
長期的に検討した時にあまりにもメリットの多いコンテナハウスは、今後住居の選択肢として広がっていくのではないかと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
最初は「コンテナハウス?なにそれ?」という状態だった方も、この記事を読んでその概要、そして魅力もご理解いただけたのではないかと思います。
この記事の中で挙げた金額の例はあくまでもコンテナそのものの費用だけなので、当然土地代や固定資産税、その他諸費用が伴ってくることを忘れないで下さいね。
とはいえ、そのような費用をすべて考えてみても、これまでのマイホーム計画の予算よりはぐっとコストダウンできているのではないでしょうか。
従来の住居しか頭にイメージできていないご家族がいらっしゃる場合には、ぜひとも今回の記事をご紹介ください。きっと近未来的で、機能性にも優れた、次世代型のすてきなマイホームを手に入れることができますよ!
最終更新日:2018-02-16