おすすめPickUP!
- 山沿いと海沿いの住宅、どっちが過ごしやすいの?
- それぞれの特徴って?
この記事では上記のような疑問にお答えしていきます!
「定年退職したら、都会から離れて豊かな自然のなかで落ち着いて暮らしたい」「子どもを自然のなかで育てたいから、地方への移住を考えている」といったように、都会の喧騒を離れて自然のあふれる土地で暮らしたいと考える方は少なくないでしょう。
緑にあふれた清々しい環境で暮らす山沿いの住宅と、潮の香りと波の音に囲まれた海沿いの住宅――どちらも自然に近い環境での住まいで、四季折々のそれぞれの風景を堪能することができます。その反面、住まいとしての過ごしやすさには勝手が違うところがあるはずです。
では、もし実現するとしたら、どちらを選ぶべきなのでしょうか。それぞれの特徴や災害リスクを確認していきましょう!
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山沿いと海沿いの住宅の特徴とは?
山沿いと海沿いの住宅の特徴をまとめると以下のようになります。
- 山沿いはアップダウンが激しいのが特徴
- 海沿いの地域はフラットなのが特徴
壮大な山に囲まれた山沿いの地域と、広大な海に抱かれているかのような海沿いの地域では、当然ですが環境は大きく違います。その地域に位置する住宅も、その影響を受けずにはいられません。
自然の多い地域での暮らしには、都市部とは異なるメリットもデメリットもあります。そしてそれは、山沿いの住宅も海沿いの住宅も例外ではありません。それぞれの特徴を把握したうえで、自分や家族が何を求めているかを考えながら地域や立地を選択する必要があります。
山沿いはアップダウンが激しいのが特徴
一般的に山沿いの地域は、全体的にアップダウンが多い傾向です。山沿いでも平坦なところもありますが、街の中心部には商業施設などが集中しがちで、住宅はその周辺の高低差のある地域に集まっているといったことはよくあります。住むとなれば毎日のことですので、高齢の方には移動だけで疲れるということもあるかもしれません。
ただしその分、山沿いの地域は、平野部に比べて不動産の価格が比較的安い傾向があります。住宅の購入予算が同じ額であれば、山沿いのほうが広い住宅やスペックのいい物件を購入できるケースもあるでしょう。
一方で、人口減が懸念される日本においてそうした土地が将来的に発展していくかという点には懸念があり、将来的な資産価値がどのぐらいになるかといった点は注意すべきポイントです。
また、山沿いの地域での生活には、基本的に自動車が必須と考えるべきでしょう。街の中心部付近に住むのであれば車がなくても便利に生活できるかもしれませんが、少し離れると電車やバスなどの交通機関も本数が少なく、車がないと不便を感じることが多くなってしまいます。
山沿い住居のメリットとデメリット
山沿いに住むメリットとしては以下のようなものが存在します。
- 四季が楽しめる
- 空気がきれいで星空を楽しめる
- 周辺が静か
- 家庭菜園などをして自給自足も可能
山沿いに住むメリットは豊かな自然を楽しめる点にあるといえるでしょう。空気もきれいで、山沿いの住居は庭が広い傾向にありますから野菜などを育てて節約していくことも可能です。
のんびりとしたスローライフを送れるのがメリットといえますよ。
一方で、山に住むデメリットも存在しています。デメリットとしては以下のようなものがあるのです。
- 地域コミュニティが濃く近所付き合いが面倒なことも
- 買い物が不便
- 物価が高いこともある
- 欲しいものが手に入らない
- 虫が大量発生することもある
山沿いの住居は田舎ならではのコミュニティが構築されていることがあります。一人が好きな人はご近所さんとの距離感に悩まされてしまうこともあるでしょう。
また、山沿いは物件の価格自体は安いですが日常用品などの物価は都会とそう変わらないこともあります。買い物が不便で欲しいものはいちいち都会に買いに行かなくてはならないということも。
山は虫や害獣が棲み処としていますから、害虫が自宅に侵入してくることがあるのもデメリットだといえるでしょう。
海沿いの地域はフラットなのが特徴
海沿いの地域はフラットであることが多く、徒歩や自転車での移動のしやすさが期待できます。また、海水浴場やレジャーを楽しめるような海岸の付近では特に、夏場を中心に人が集まりやすいため、電車やバスなどの交通機関が充実していたり、広い範囲にわたって商業施設が並んでいれば、便利な生活を享受しやすいでしょう。
海沿い住居のメリットとデメリット
海沿いの住居に住むメリットとしては以下のようなものがあります。
- マリンスポーツを楽しむことができる
- 景色がきれい
- 潮騒や潮の匂いを楽しめる
- 新鮮な魚介類を楽しめる
海沿いの住居に住むメリットは家にいながらリゾート気分を味わえる点にあるといえるでしょう。さらに、採れたての新鮮な魚介類を安い値段で食べられる点も魅力です。
一方で海沿いの住居は独特のデメリットも存在しているのです。
- 塩害で洗濯物が粘々する
- 車などが錆びやすく潮風で家が傷みがち
- 風が強く砂が部屋に入ってくる
海が近いと塩が空気に乗って運ばれてきます。塩は錆の原因になりますし、衣類につくと粘々します。風向きなどに注意して洗濯を干したり、家や車などに付着している塩を定期的に掃除したりしなくてはならない大変さがあるのです!
不動産を購入するなら周辺環境は要チェック
山沿いも海沿いも、それぞれいいところもあれば気になるところもあります。住宅を購入しようと考えるならば、物件自体のよし悪しはもちろんですが、周辺環境も細かくチェックし、総合的な住み心地がどうなるかを見極めておきましょう。
特に内覧の時に以下のようなことをチェックしておくと失敗がありません。
- 自宅周辺はうるさくないか
- 最寄り駅まで歩くことが可能か、道のりは遠すぎないか
- 商業施設は充実しているか
- 住居の近くにコンビニや医療施設といった便利な施設はあるか
- 街灯はあるか
- 夜に周辺が暗くなりすぎないか
- 異臭はないか
- 近隣コミュニティは良好か
もう一つ、忘れてはならないのが気候です。その地域が日本の北側なのか南側なのかによっても違いがありますが、傾向として考えれば、標高の高い山沿いの住宅では冬の寒さが厳しくなるでしょうし、場合によっては雪の対策を施す必要があります。
さんさんと日差しが差し込む海沿いは夏の暑さを覚悟しなければならず、住宅も居住者も暑さに負けない対策が必要です。
山沿いと海沿い、どちらにも災害リスクがあることは知っておこう!
山沿いと海沿いの自宅は魅力が多くあります。しかし、どちらを選ぶにせよ災害リスクがあることはおさえておきましょう。
山沿い住居には土砂災害リスクがある
山沿いの住宅には「土砂災害」のリスクがあります。土砂災害が起こると、自宅が土砂に埋まり貴重な財産を一瞬で失ってしまう可能性があるのです。さらに、自分の命が危険にさらされてしまうことも。
しかし、土砂災害のリスクは住居選びを慎重になれば、予防していくことも可能です。国土交通省は土砂災害の危険がある「土砂災害警戒区域」をHP上で詳しく紹介しています。物件を選ぶ際に、この国土交通省の情報を参考にして自分が住みたいところが危険区域に入っていないかを確認するようにしましょう。
また、「土砂災害警戒区域」に入っていなくても土砂災害警戒情報には注意をし、大雨などが降ったら貴重品を持ってすぐに避難できるようにしておけば安心です!
海沿い住居には津波リスクがある
海沿いの住居には津波のリスクがあります。しかし、海が近ければ津波の危険があるかというとそうではありません。海の近くにある高台の住居などは海抜が高いので津波の心配がありません。
各自治体は、津波があったときにどのあたりの土地が浸水するかを示した「津波浸水想定」と呼ばれる情報をサイト上で公開しています。このような情報を参考にし、物件を選ぶようにすると津波の被害は避けられるといえるでしょう。
自分の希望の生活をしっかりとイメージして住宅を選ぼう!
狭苦しく人の多い都市部を離れた自然のなかでの暮らしは、近くを歩くだけでも空気や景色がまるで違うものになるでしょう。その分、苦労も多いですが、山でトレッキングや登山、川で渓流釣りやカヌー、海でマリンスポーツや釣りなど、アウトドアを積極的に楽しみやすいのも、自然の近くでの暮らしならでは。
山沿いの住宅がいいか、海沿いの住宅がいいかというのは、そこに住んでどのような暮らしをしたいかという居住者の希望がポイントになりそうです。
最終更新日:2019-12-25