おすすめPickUP!
不動産投資と一言に言っても、投資先はマンションやアパート、テナントなど多岐に渡ります。
その中でも人気があるのはやはりマンションとアパートです。どちらも低リスクで安定した家賃収入を得られるため、投資初心者にもおすすめとされていますね。
ただ、マンションとアパート、どちらに投資するかでメリットやデメリットが異なってきます。そして、それぞれの特徴を把握してから投資先を決定することで、投資を成功に導ける可能性が高くなるでしょう。
マンション経営とアパート経営はそれぞれ一長一短がある
マンションもアパートも同じ住宅タイプの物件ですが、投資先として見た場合、その特徴は大きく違います。それぞれにメリット、デメリットがあるため、一概にどちらが優秀とは言い切れません。
自分の投資スタイルや状況に合わせて選ぶことで、大きな失敗を犯してしまうリスクは小さくなるでしょう。それではこの2種類の不動産にはどんな長所、短所があるのでしょうか?以下でそれぞれ見ていきましょう。
マンション経営のメリットは?
マンションに投資する場合、一棟まるごと買うことはまれで、基本的には一室単位で購入することになります。その分、費用も比較的安くなるので、予算がそれほど用意できない人や、初めて不動産投資を行う人に向いていると言えるでしょう。
また、マンションはアパートと比べて耐久性が高く、資産価値が減少しにくいというメリットもあります。ですから、購入してから数年後、数十年後でもある程度の価格で売却できる可能性が高いと言えますね。
マンション経営のデメリットは?
最大のデメリットは空室リスクです。一室しか所有しなかった場合、その部屋に入居者が決まらなければ家賃収入はゼロになってしまいます。たとえ入居者がいなくても少なからず維持費用はかかるので、その状態が長引けば赤字決算になってしまうでしょう。
他にも、共有部分の設備や物件の外観などを自分の意志だけで変更できないという短所もあります。
自分が所有しているのはあくまで一室だけなので、物件全体の工事やリフォームは独断では行えません。もちろん、オーナーや管理会社に意見はできますが、必ず反映されるとは限らないでしょう。
このように、アパートに比べて自由度が低いというのも、マンション経営のデメリットと言えますね。
アパート経営のメリットは?
アパートに投資する場合、物件とその土地全体を購入するのが一般的です。そのため、数室、十数室を所有することになり、その結果空室リスクは減少します。
よほど条件が悪い物件を選ばない限り、入居者が全く決まらないという状況にはならないでしょう。
また、アパート自体の資産価値が下がったとしても、土地の価値はそう簡単には下がりません。土地を売却するだけでもかなりの利益が期待できるでしょうし、アパートを取り壊して別の用途として利用することもできます。
リスク分散という観点から考えれば、アパートのほうが優秀である場合が多いかもしれませんね。
アパート経営のデメリットは?
木造建築のアパートもまだまだ多く、また、木造建築は資産価値が低下しやすいので、後々売却することになったとしても、そこまで利益は期待できないかもしれません。ただ、先述したように、土地も一緒に所有していればこのリスクは回避しやすくなります。
あと、管理コストがマンションと比べてやや高め、というデメリットがあります。管理コストとは、単純に費用面だけではなく、時間コストも含みます。
所有している部屋数が多ければ多いほど、入居者への対応で時間が取られ、退去時のリフォーム費用も膨らむでしょう。管理会社に委託することである程度これらのコストを削減できますが、管理会社を探さなければならないという、別のコストも発生してしまいますね。
おわりに
アパート経営、マンション経営のどちらにも長所、短所があります。イニシャルコストで考えればマンション経営のほうが有利である場合も多いでしょうし、短期的なリスク分散で言えばアパート経営のほうが優秀かもしれません。
自分の状況を踏まえて、よりメリットが大きく、リスクが小さい投資先を決定したいですね。
最終更新日:2017-06-01