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新しいオフィスに引っ越したいけれど、引っ越し費用はあまりかけたくない・・・、こんな場合は居抜きオフィスがオススメです。「居抜き」という言葉はあまり聞いたことがないかもしれませんね。
ざっくり説明すると、前に使っていた利用者の備品や設備をそのまま借り受けることを言います。最近は居抜きで移転するオフィスや店舗が増えてきており、コスト削減のための有効な方法として積極的に行われています。
この記事では、居抜き移転とは具体的にどういったものか、そして居抜きのメリットやデメリットについて解説していきますね。
居抜きオフィスとは?
居抜きとは前の借り主が利用していた設備をそのままにしてもらっておいて、そこに引っ越することを言います。前の利用者と似たような業種、仕事内容でなければ設備を使いこなすことはできませんが、ぴったりハマれば引っ越しのコストを大幅に削減できます。
少し前までは飲食店でよく見られる移転方法でしたが、最近はオフィス系のテナントでも多く見られるようになってきました。小規模、少人数でデスクワーク中心の業者が増えたためだとも言われています。メリットも多いため、居抜き移転ができる規模であればぜひ検討したい移転方法です。
コスト削減したいなら居抜きオフィス
オフィス移転のコストは馬鹿にならないものです。ざっと考えても、引っ越し業者に依頼するコスト、今使っているオフィスの現状回復のためのコスト、そして新オフィスで環境を整えるためのコストがかかります。
居抜き移転なら、このうち新オフィスで設備を整えるためのコストを大幅にカットできます。さらに、引越し業者に依頼する物品の量も少なくできるので、引っ越し全体をスムーズに行えるでしょう。
また、現在使っている設備を売却すれば、引っ越し費用の足しにできますね。このように時間、費用ともに抑えられるのが居抜き移転の大きなメリットです。
居抜き移転の注意点は?
さまざまなメリットがある居抜き移転ですが、いくつかの注意点もあります。代表的なものを3つご紹介しますね。
居抜き移転の物件探しは慎重に
まず居抜き移転の前提条件として、こちらが希望するような設備を持っており、居抜きでの移転を検討している相手を探さなければいけません。
文字にすると簡単に思えますが、条件にしっかり当てはまるような物件を探すのはなかなか大変です。いらない設備が大量にあっても困るだけでしょうし、処分に余計な費用がかかってしまうこともあります。
ただ、最近は居抜き移転のマッチングサービスも登場してきているので、それを利用すれば全く相手が見つからない!という事態は避けられるでしょう。
設備や備品の所有権を明らかにしておく必要がある
居抜きで貰い受ける設備や備品ですが、それらの所有権は誰にあるのかをはっきりさせておかなければなりません。というのも、もし設備、備品をどこかからレンタルしていた場合、そのことを知らされずに居抜きしてしまうと後から大きなトラブルに発展することがあるためです。
居抜き移転前には前の利用者と綿密に打ち合わせをして、トラブルの原因になるような要因は全て排除しておきましょう。
物件のオーナーの許可を忘れずに
居抜き移転の際には必ず物件のオーナーの了承を取りましょう。そもそも居抜き移転はOKなのか、さらには自分が退去する際は現状回復は必要なのかなどの確認をしっかり取っておかないと、あとで大きなトラブルになってしまうことがあります。
3つの代表的な注意点をご紹介しましたが、業種や物件によっては他にも注意すべきポイントがあるはずです。入念に準備してから移転作業を行いましょう。
おわりに
引っ越しを機に新しい備品を!という気持ちもわかりますが、節約できるところはできるだけ節約したいものです。また、居抜きなら移転後にすぐに業務を開始できるので、時間の節約にもなります。近々オフィス移転を検討しているなら、居抜き移転も選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
最終更新日:2017-03-30