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中古マンションの価格はずっと一定ではありません。時期によっては相場は大きく変動し、同じマンションでも購入価格で500万円近い差がでることもあります。できれば安いときに買い、売るなら高いときに売りたい、こう考えるのが商売の鉄則ですね。このバランスのもとに実際の値段は決定されています。
マンションの購入には悩みがつきものです。それは値段の高さも理由の一つですが、「今はまだ買うな」、「買うなら今しかない」といった情報が溢れかえっているのが大きな原因です。
結局、いつ買うのがオトクなの?こうした悩みに答えるために、中古マンションの相場変動に焦点を当てて解説しました。
中古マンションの売値は上昇傾向にある
ここしばらくの日本経済はひどい不況続きで、それに合わせるように中古マンションの価格も抑え目にある傾向でした。しかし、2020年の東京オリンピック開催、日本でのカジノ構想など明るいニュースも増えてきて、日本経済もやや上向きになりつつあります。その結果、中古マンションの販売価格も右肩上がりに上昇し続けています。
ただ、その上昇の幅は場所によって大きく違います。例えば、東京23区内の中古マンションであれば平均して10%増と大幅な値上がりですが、東京郊外では3%増程度に収まるなど、地域差が激しいのです。
さらに、場所によってはパーセントにしてコンマ程度の差ではありますが、減少しているところもあります。それでも中古マンションの購入価格全体としてみれば、やはり上昇傾向にあると言えるでしょう。
この全体としての上昇傾向は2017年から東京オリンピック開催直前まで続くと予想する専門家も多く、しばらくは中古マンションの値上がりが続くと思われます。
全体の流れから考えられる買い時
中古マンションの価格上昇が落ち着くのはおそらく東京オリンピック終了後です。その後、再度日本経済を大きく刺激するような出来事があればまた大きく変動するかもしれませんが、オリンピックが終われば中古マンションの価格は下落に転じるでしょう。
また、上述したように、上昇傾向にあると言ってもその上がり幅には大きな地域差があります。希望の中古マンションがそれほど大きく値上がりしていないのならば、今こそが購入のチャンスかもしれません。
個人的なタイミングも重要
中古マンションの価格の変動は購入意欲に大きな影響を与える要因ですが、それ以上に個人的なタイミングも重視したほうがよいでしょう。例えば、購入を遅らせれば遅らせるほど、住宅ローンの返済終了の時期も後ろにずれていきます。定年してからもずっと住宅ローンの返済がある、というのは心理的に大きな負担になりますし、家計のやり繰りにも影響を与えるでしょう。
また、直近での購入を見送ったならば、購入するまでの住まいを探さなければなりません。その間に家族が増える可能性もありますし、その結果部屋が手狭になれば引っ越しを繰り返す必要が出てくるかもしれません。
頭金がすでに揃っており、住宅ローンの支払いも問題なく行えるなら、価格が上昇傾向であっても購入するのも一つの戦略です。希望の部屋に住めることで日々の生活にもモチベーションが生まれ、より良い暮らしができるメリットも期待できますね。
おわりに
現在は中古マンション全体が値上がり傾向にあります。しかし、東京オリンピックが終わればそれも落ち着くと予想されているため、今は腰を据えてじっくり待つのも一つの選択肢です。
また、購入のための準備が十分にできており、長期に渡る人生プランの見通しが立っているなら、2020年を待たずに購入するのも手でしょう。
中古マンションの価格が上がっている現在、購入に関連して発生する雑費などはできるだけ安く済ませたいものです。最近は仲介手数料が無料の不動産業者が増えています。仲介手数料は3000万円の物件ならば100万円近く請求されるので、これがなくなるのはとてもありがたいですね。
もちろん仲介手数料が無料だからといって怪しい、不親切な業者というわけではなく、しっかり選べば信頼できる業者を見つけることが可能です。将来のことを考えて少しでも購入資金を節約したい!と思っている人は、仲介手数料が無料である不動産業者の利用を検討してみましょう。
最終更新日:2017-02-01