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- 勘違いしやすい防犯対策って?
この記事では、防犯対策の勘違いについて詳しくみていきます。
空き巣は昔からある犯罪のひとつですが、その被害は金品を盗まれるだけだと考えていませんか? しかし、それは間違いです。もし、在宅中に空き巣が侵入してきたらどうなるでしょうか?
実際、家の中に侵入してきた犯人と鉢合わせしてしまい、命を奪われてしまったケースもあります。取り返しのつかない事態を防ぐためにも、空き巣に対する防犯対策はしっかりおこなったほうがいいでしょう。
現在、さまざまな防犯グッズが販売され、有効な防犯対策も提案されていますが、なかには効果がない、さらには逆効果になってしまうのに有効であると勘違いされたまま広まっている対策法もあります。今回はそんな間違った防犯対策について解説します。
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三大勘違いしやすい防犯対策!
多くの人が勘違いしてている防犯対策としては以下のようなものがあります!
- センサーライトは玄関に向けて照らすのが正しい
- 網入りガラスに防犯効果はない
- 堀・フェンスが高いと外から死角になる
空き巣はあらゆる手を使って敷地内、住宅内に侵入します。その際、使えるものはなんでも使うといったスタンスで行動するため、間違った防犯対策は逆に空き巣に利用されてしまい、侵入を手助けしてしまうことにもなりかねません。
間違った防犯対策をとっている場合は、すぐに正しい対策法に切り替えるようにしましょう。
センサーライトは玄関に向けて照らすのが正しい
センサーライトはよくテレビでも紹介される防犯アイテムですが、間違った使い方をしているケースがとても多いです。ライトの照射先を道路にしていませんか? 実はこれは間違った使い方で、家に向かって照らすのが正しい使い方になります。
たしかにライトを道路に向けて照らすと、家に近づく人影は周囲から見て気づきやすくなります。しかし、一度敷地内に侵入されてしまうと、道路から見てライトが逆光になり、眩しくて空き巣の姿が見えにくくなってしまうのです。
そもそも道路を歩いている人影なんて一般人がほとんどですし、その姿をいくら映しても意味がありません。手馴れた空き巣はこの事実を知っているので、むしろセンサーライトを設置している住宅を積極的に狙ってきます。
センサーライトがあるから安心、とは思わずに本当に効果的な使い方ができているかチェックしてみてくださいね。
網入りガラスに防犯効果はない
強化ガラスなど一般的なガラス以外のものを導入すると、その安心感から防犯意識が薄くなりがちです。しかし、ガラスの種類によってはほとんど防犯効果がないものもあります。
典型的な間違いが網入りガラスで、これは本来火災対策用のガラスとして発明されたものです。網が入っているからきっと簡単には割られないだろうと思いがちですが、実は強度としては普通のガラスとそう大差ありません。しかも、ガラスが飛び散りにくいというメリットは空き巣にとっても都合のいいものになります。
つまり、ガラスが飛び散らないことによって、より気づかれにくく侵入できるようになってしまうのです。防犯対策としてガラスを変更する場合は、防犯合わせガラスや防犯フィルムを検討することをオススメします。
堀・フェンスが高いと外から死角になる
家の周囲の堀やフェンスが高いと空き巣が侵入しにくくなると考えがちですが、実際は逆です。侵入する際には厄介かもしれませんが、敷地内に入ってしまえば周囲からの視線をブロックしてくれる便利な遮へい物になってしまうのですね。後はじっくり宅内への侵入経路を品定めすることができます。
家の周囲の遮へい物を有効利用したいなら、堀の高さはほどほどにし、代わりに網目のフェンスや背の高い木などを設置するとよいでしょう。これなら空き巣の侵入を防ぐとともに、道路からも敷地内がバッチリ確認でき、空き巣へプレッシャーを与えることができます。
玄関に向けて照らすのが正しいセンサーライトの種類や選び方って?
センサーライトはすぐに取り入れ可能な防犯設備です。種類や選び方を確認しておきましょう。
センサーライトには3種類ある
センサーライトは電源をどのように取るかによって3種にわけることができます。
乾電池タイプ
乾電池を電源にするタイプです。コンセントなどを気にせずにどこにでも設置ができます。ただし、いざというときに電池切れになっていることも。定期的に電池を確認する必要があります。
ソーラー式ライト
日中にソーラーで充電して、その電力で動くタイプのライトです。乾電池タイプと同様にコンセントを気にせずにどこにでも設置可能。ただし、悪天候が続いたり日の差しにくい場所ではソーラーが正しく機能しないこともあるというデメリットがあります。
コンセントタイプ
コンセントを電源にするタイプです。いざというときにバッテリー切れになることがありません。ただし、屋外だとコンセントがない場合が多いですよね? 延長コードを使ったりコンセント増設工事をしたりしないといけないデメリットがあります。
センサーライトの選び方のポイント
センサーライトはどれを使ってもいいというものではありません。選び方にポイントがあります。
まず、メンテナンスのしやすさには注目する必要があります。たくさんの機能がついていたり複雑な構造をしたりしているものは、お手入れが難しいです。簡単に使えるものを選びましょう。
次に、センサーの探知範囲や警報装置などを調節できるかを確認しておきましょう。実際に、センサーをつけてみたところ、センサーの反応が良すぎてちょっとしたことで点灯してしまうこともあります。自分で使いながらセンサー範囲を調節できるか、警報装置がついているならばそれをオフにできるか、といったことに注目して選ぶようにしましょう。
最後に設置する場所の仕様やサイズにあっているかといったことにも注目しましょう。小さな裏口につけるならば、コンパクトなものが良いです。また、雨に濡れる場所ならば防水仕様も必要となります。設置場所にみあったものを選びましょう。
センサーライト以外の防犯設備
センサーライト以外にも防犯対策に有効な設備はたくさんあります。具体的には以下のようなものです。
- 補助錠……最初からついている鍵の他に取り付ける鍵のこと
- 緊急ボタン……緊急時におして異常を周囲に知らせるボタン
- 防犯アラーム……ドアや窓が開いたときに警告音を出すアラーム
- 防犯カメラ……不審者の確認や録画が可能
- 防犯フィルム……窓などを割れにくくする
- 砂利……庭に敷き詰めると不審者の来訪がわかる
ただし、これらの防犯設備も使い方を間違えると防犯の意味をなくします。しっかりと説明書を読むようにしましょう!
おわりに 正しい防犯対策で安全を手に入れよう!
防犯グッズや対策を行うと、それだけでもう大丈夫と安心してしまうかもしれません。しかし、正しい使い方や対策を行わないと十分な効果は得られませんし、それどころか逆効果になってしまう可能性すらあります。
一番気をつけなければいけないのは、「自分だけは狙われることなんてない」という根拠のない過信です。常に防犯意識を持って、犯罪に巻き込まれるリスクを限りなく小さくしていきましょうね。
最終更新日:2020-02-24