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マイホームブック(byスターフォレスト) > 不動産売買お役立ち > 不動産購入の親子リレーローンとは?仕組みやメリット・デメリットを解説

2020-02-24

最終更新日:2020-02-24

不動産購入の親子リレーローンとは?仕組みやメリット・デメリットを解説


  • 親子リレーローンとは?
  • 仕組みは?
  • どんなときに利用できるの?

この記事では、親子リレーローンに関する上記のような疑問にお答えしていきます。

不動産購入の際に、親子リレーローンという言葉を聞くことが多いはず。どのようなローンかは想像できてもきちんと理解できている人は少ないことでしょう。親子リレーローンにはメリットがある反面、条件やデメリットも存在しています。きちんと理解しておきましょう。

親子リレーローンとは?

親子リレーローンのポイントをまとめると以下の通りです。

  • 親子リレーローンとは親族がペアで組むローンのこと
  • 通常のローンで借りられない場合も親子リレーローンなら借りられることも
  • 銀行によって利用条件などが存在する

親子リレーローンは二世帯住居などに適したローンの形です。詳しく確認していきましょう。

親子リレーローンとは親族がペアで組むローンのこと

親子リレーローンとは、その名の通り、親子などの親族がペアとなって借りるローンのことです。

リレーのように、お金を返済する人を、途中で親から子へとバトンタッチする形で返していきます。新築購入時はもちろん、リフォームや借り換えなどのときにも利用することができます。

通常のローンで借りられない場合も親子リレーローンなら借りられることも

住宅に関するローンの利用条件は厳しいものがあります。

借りるお金が多いので、返済は長期化してします。そのため、定年が近い人は「返せなくなるかもしれない」と返済能力を疑問視されて借りられないこともありました。

しかし、途中で子供などにバトンタッチをしていくリレーローンならば、返済を引き継ぐ子がいるので審査に通ることが可能です。加えて、親子で協力してローンを返済していくので、単独で組むよりも多目の金額を借りることもできます。

銀行によって利用条件などが存在する

便利な親子ローンですが、利用には条件があります。金融機関によって異なりますが、基本的に以下のような要件を満たす必要があるのです。

  • 同居をしている、あるいは、同居予定であること
  • 親子ともに安定した収入があること
  • 親の年齢は70歳未満であること
  • 返済完了予定時の子の年齢は80歳未満であること
  • 返済を引き継ぐ子は一人であること
  • 団体信用生命保険に加入すること

親子リレーローンは、同居を前提としたローンであるということはきちんと理解しておきましょう。

また、親子リレーローンを組むならば、名義についても確認しておく必要があります。

たとえば、子がほとんど返済をしているにも関わらず、名義は親と子で折半にしてしまったとしましょう。この場合は、親が亡くなったときに、親の名義分が相続財産となり、相続税の負担が増えたり親族と相続争いになったりすることがあるのです。後々、揉めないように、名義の確認は不可欠といえるでしょう。

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親子リレーローンを利用するメリットとデメリット


親子リレーローンを利用するメリットとデメリットとしては以下のようなものがあります。

親子リレーローンのメリット

親子リレーローンのメリットは、「住まいの選択肢が増える」ことと「返済額を安くできる」こと。さらに、「住宅ローンの控除を受けられる」という3つがあります!

まず、親子リレーローンでは、親子の年収を合計した金額でローンの審査を受けることになります。そのため借入可能金額が高くなり選べる住まいの幅が広がるのです。

加えて、親子リレーローンでは二世代にわたって返済していくので借入期間を長く設定していくことが可能です。そのため、毎月の返済額を低くでき、無理のない返済計画を立てることもできます。

最後に、親子リレーローンでは親と子の両方が住宅ローンの控除を受けることが可能です。そのため、通常のローンよりも多くの控除を受けられるメリットがあります。

親子リレーローンのデメリット

親子リレーローンのデメリットとしては、親が亡くなった場合に債務が残る点にあります。

親子リレーローンは、親と子が協力して返済する計画を立ててローンを組んでいます。しかし、返済途中で親が亡くなってしまうこともあります。

この場合は、子が責任を持って、残りのローンを支払っていかなくてはなりません。予定がくるって家を売却して、そのお金でローン返済をしなくてはならない可能性もあるのです。

知っておきたい注意点

親子リレーローンは便利な制度です。しかし、急に親が亡くなったときには返済ができなくなる可能性がある点に注意をしておくべきでしょう。

親が早くに亡くなることはあまり想定したくないかもしれませんが、返済計画を狂わせないために「生命保険」に入っておくことも大切です。

また、親が亡くなったときに、他の兄弟と住宅の相続をめぐって争いが起きる可能性があることにも注意をしておきましょう。きちんと家族で話し合って、事前に相続の相談をしておくことが大切です。

まとめ デメリットもおさえて親子リレーローンを活用しよう!

親と子が一緒になってローンを組めるリレーローン。通常のローンよりもよい家に住めますし、住宅の控除を受けられるメリットがあります。

ただし、利用するには同居が前提となってくるなどの条件もあるのです。
きちんとデメリットや注意点もおさえて親子リレーローンの利用を考えて見てくださいね。


最終更新日:2020-02-24

 

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