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「マンションを買う」というのはとても大きな決断です。失敗したときの後悔も大きいでしょう。そのため、購入する前に冷静で厳しい目で判断することが大切です。
中古マンションを購入するときは6つの項目に気をつけたい
中古マンションを購入するときに気をつけたいポイントは、
- 不動産屋選び
- 周辺環境のチェック
- 有事の際の対応
- マンション構造
- 資金繰り
- 災害
です。
不動産屋は信用したい
マンションを買うとき、不動産屋を介する方がほとんどだと思いますが、不動産屋選びはマンション購入の鍵といっても過言ではありません。
きちんとした説明をし、お客様が納得のいくまで付き合ってくれる不動産屋もいれば、「契約さえとることができればいい」と考える不動産屋もあります。
これを見極めるのはなかなか難しいものですが、契約を急がせるところには注意してください。また、目当ての物件を見に行ったのに、「それは売り切れ、これも売り切れ」ということが頻繁に起こる会社は要注意です。
周辺の環境は日中と夜間ではどんな差があるか
私たちはマンションを買うとき、基本的には昼間に内覧に行き、お部屋と周辺環境を確認すると思います。しかし、もし真剣にその物件を購入するのであれば、夜間にも足を運ぶべきでしょう。
たとえば、「周りの住人がみんな夜勤。昼間に行ったときは静かだったが、夜になると車のライトや足音がうるさい」といったトラブルは起こりがちです。
また、「駅に近いから」という理由でマンションを選んだ場合は特に注意をしてください。繁華街付近の場合、昼間と夜ではまったく表情が異なります。
警察や消防は有事の際にすぐに来られるか
マンションを「購入する」ということは、基本的にはずっとそこに住み続ける、ということです。住んでいる間にトラブルが起きることもあるでしょう。このときに、警察や消防が駆け付けられやすい場所かどうか、ということも考えて選びたいものです。
「平成27年版 救急・救助の現況(総務省)※PDF」によると、救急車が通報を受けてから現場に到着できるまでの時間は8.6分ですが、病院に収容されるまでの時間を見ると39.4分とずっと長くなります。そのため、少しでも早く来てもらいやすい環境を選ぶことが大切です。
マンション構造に問題があった場合
どんなマンションでも、必ず経年劣化します。また古いマンションなどでは設備が古くなっていることもあります。
マンションの「内側」の問題は、購入した後だと個人の力でどうにかすることは難しいでしょう。場合によっては修繕費が値上がりしてしまったり、住居トラブルが起きたりすることもあります。そのため、内装はもちろんのこと、きちんと構造の説明も受けておかなければなりません。
資金繰りにも注意したい
「多少高くてもいいから、気に入ったところを買いたい」というのは当然のことですし、責められるべきものではありません。
ただ、あまりにも予算ギリギリのマンションを選んだり、無理をして高いマンションを選んだりすると、その後の生活が立ちゆかなくなってしまいます。ローンの返済額は手取りの20パーセントが一つの条件です。無理のない数字を考えていきましょう。
災害への備えはあるか
2011年の3月の大地震に例に挙げるまでもなく、日本は非常に自然災害の多い国です。そのため、「自然災害に強いところかどうか」をハザードマップで見ておく必要があります。
同地域に比べて明らかに値段が安いところなどは、浸水エリアであるなど、なんらかの理由があると考えてしかるべきです。
また、木造建築が多いところは火災が広がりやすい傾向もあるので注意が必要です。
最終更新日:2016-10-14