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- 防災拠点マンションってなに?
- 定義や特徴は存在しているの?
この記事では防災力が高いマンションである「防災拠点マンション」に関する上記のような疑問にお答えしていきます!
最近、台風や地震など、多くの災害が日本列島を襲っています。これまでは安心とされてきた土地が大きな災害を受けたりと災害はもはや他人事ではなくなってきているといえるでしょう。
そのため、災害に強い家に住みたいと考えている人も多いはず! そのような方に防災拠点マンションはおすすめです。詳しく確認していきましょう。
防災拠点マンションとは?
優れた防災力がある防災拠点マンションの特徴などをまとめると以下のようになります。
- 防災拠点マンションとは自治体が認めた防災力の高いマンションのこと!
- 災害時には周辺住民の避難拠点になることも!
- 各自治体によって定義は異なる!
防災拠点マンションとは、その名の通り災害時に地元の災害拠点になるマンションのことです。
普段は通常のマンションとして住人のみが使用しますが、災害時には避難所や救援物資の集積所として地域の住人も利用することになります。
詳しくポイントをみていきましょう!
防災拠点マンションとは自治体が認めた防災力の高いマンションのこと!
防災拠点マンションとは、住人の生活の場としての機能だけでなく、地域の防災対策拠点としての機能も持っているマンションのことです。
近年、災害が増えてきていますが、実はどこの自治体も避難所や食料を備蓄する倉庫などが不足しているのです。
そこで、各自治体は防災性能の高い大規模なマンションを非常時の防災拠点として活用していくことを考えたわけです!
防災拠点マンションの認定を受けたマンションは、災害時に防災拠点として地域住民の安全を支えていきます。
防災拠点マンションに認定されるには高い基準をクリアしなくてはなりません。そのため、不動産会社は自治体のお墨付きの安全なマンションとして販売アピールできるだけでなく、購入者も災害時には避難所にもなる安全なマンションで生活できるメリットがあります。
また、自治体によっては、防災拠点マンションの購入者は住宅ローンの金利の優遇が受けられることもあり、かなりお得に安全なマンションを購入できる可能性もあるのです。
各自治体によって定義は異なる!
防災拠点マンションは災害時でもきちんと機能することが求められます。避難してきた周辺住人たちが問題なく被災時の生活ができるように維持管理する設備や施設を求められるのです。
たとえば、東京の場合は、以下の基準を満たしているものが防災拠点マンションとして認められます。
- 建築基準法で定められた耐震性能を有していること
- 常用発電機があること
- 停電時でも問題なく水の配給ができ最低一基のエレベーターを使用できること
- 常用発電機によって暖房などの空調整備に使用できること
- 防災拠点マンションとなることで居住者が負担が生じないよう配慮されていること
これらの条件を満たしたマンションのみが防災拠点マンションとして認定を受け、災害時には地域の防災対策拠点として活躍することになります!
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防災拠点マンションは誰でも購入可能?
災害時には防災拠点にもなる防災拠点マンション。そのようなマンションを購入できるのは特別な権利がある人でなくてはならないかというと、そうではありません!
防災拠点マンションは誰でも購入可能です!
賃貸情報サイトなどで「防災拠点マンション」と入力して検索することもできますし、不動産業者に紹介してもらうことも可能です。また、各自治体のサイトに防災拠点マンションの一覧が公開されていることがありますから、それらのリストを使って選ぶ方法もあります!
防災拠点マンションは、高い基準をクリアしたマンションです。加えて、災害時には自分が住んでいるマンションが防災拠点になるわけですから、支援を受けるのがかなり楽であるというメリットがあります。
安全性を重視したいならば、ぜひ防災拠点マンションにこだわってみましょう!
購入するときの注意点
防災拠点マンションは高い安全性のあるマンションです。しかし、購入にはいくつか注意しておきたい点があります。
防災拠点マンションは数が少ない!
防災拠点マンションは、各自治体の避難所や倉庫不足を補うために設置がすすめられています。しかし、まだまだ数が少ないのが現状です。
たとえば、大阪府は「大阪府防災力強化マンション認定制度」という名の元で、防災拠点マンション設置を進めていて、住宅ローンの引き下げ、さらには、自治体と不動産業者が一体となってマンションPRするなどのアピールをしています。しかし、平成29年の段階で大阪府内の防災拠点マンションは6件しか存在していないのです。
マンションを購入するならば通勤通学の便利さなども重要なポイントになってきますよね? しかし、防災拠点マンションであることにこだわりすぎると、自分たち家族にとって不便な土地にあるマンションしか選択肢がない! ということも発生してくるのです。
値段が高いことも!
防災拠点マンションは、災害への高い対策がなされています。防火性や耐震性の高い素材がふんだんに使われていたり、非常時の予備電源や発電機の設置がされていたりします。
ただし、これらの設備は維持管理費用がかなりかかってきます。そのため、一般のマンションよりも値段が高くなってしまいがちなのです。住宅ローンの控除などを受けられるケースもありますが、それでもやはり高いといえます。
誰でも購入可能といっても予算面で購入が厳しい可能性もあるという注意点があるのです。
災害時にプライベートが侵害されることも
防災拠点マンションは、普段はマンション住人のための住居として活用されますが、非常時には近隣住民の避難所や支援施設に早変わりします。防災拠点マンションは、マンション住人のためのスペースと災害拠点として機能するスペースをきちんとわけています。
ですから、非常時の際に防災拠点となったとしてもマンション住人の生活が脅かされたり負担が発生したりすることはありません!
しかし、たとえ非常時であっても見知らぬ人がマンションにいるのは嫌だという方もいるはず。そのような人は、食糧の備蓄に使われている防災拠点マンションを選んだり、購入の際に住人のスペースがきちんとわけられているか、災害時にはプライベートが侵害されないかといったことをしっかりと確認しておくようにしましょう!
安全性抜群の防災拠点マンションを選択肢にいれよう!
非常時に地域の防災拠点にもなる「防災拠点マンション」は、高い審査基準をクリアしなくては認定を受けることができません。安全性抜群のマンションを購入したい方は、自治体お墨付きの防災性を持つ防災拠点マンションを検討してみても良いでしょう。
ただし、防災拠点マンションは数が少なかったり価格が高かったりと購入の際に注意しておきたいことも存在します。非常時だけでなく、日常の使いやすさも大切にしたいもの。
防災拠点マンションとして認定を受けているマンションの利便性や価格なども重視しながら選択肢にいれていくようにしましょう!
最終更新日:2019-12-25