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- ディンクスとは?
- 一般的な夫婦とどこが違うの?
近年、ディンクスという新たな夫婦の形が注目されてきています。しかし、そもそもディンクスとはどのような夫婦の形なのでしょうか? 本稿ではディンクスに関する疑問や一般的な夫婦と違ってどのようなことに気をつけて物件を選んでいくべきかを解説しています。
そもそもディンクス(DINKs)ってなんだろう
そもそもディンクスとは何かをまとめると以下のようになります。
- ディンクスとは子どもを持たない夫婦のこと
- 物件を選ぶポイントが一般的な夫婦と異なる!
ディンクスとは、子どもを持たないことを選択した共働きの夫婦のこと。子どもを持つことを想定している一般的な夫婦と、物件を選ぶポイントや注意点が異なります。ポイントを詳しく確認していきましょう。
ディンクス(DINKs)とは子どもを持たないキャリア重視の夫婦のこと
ディンクスとは、Double Income No Kids(2収入、子供なし)の略です。夫婦ともに収入があって子どもを持たないことを選択した夫婦のことを指します。
近年、女性の社会進出が進み、キャリア志向の男女が増えてきました。このような社会変化を背景にして、お互いのキャリアを尊重し、対等な立場で生活をすることを目指すディンクスは増えてきているのです。
物件を選ぶポイントが一般的な夫婦と異なる!
ディンクスは子どもができることを想定している一般的な夫婦とは物件を選ぶポイントが異なります。
たとえば、一般的な夫婦ならば子供用のスペースなどを考えて家を選ぶ必要があります。しかし、ディンクスは子供を作りませんからそのようなスペースは不要です。一般的な夫婦向けの住宅を選ぶと無駄なスペースができたり住みにくくなったりしてしまう可能性があります。物件を選ぶポイントが一般的な夫婦とは異なる点に注意が必要なのです。
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ディンクス(DINKs)ならではの生活スタイル4つ
ディンクスならではの生活スタイルのポイントをまとめると以下のようになります。
- 妻が料理を作って夫を待つことはない
- 昼間は不在率が高い
- 気軽に住み替え可能な物件を選択することもある
- お互いのキャリア優先のため二人だけの時間はやや少なめになりがち
まず、ディンクスは共働きのためどちらかが他方のために料理を作って相手の帰宅を待つということはありません。基本的に外出先やスーパーの惣菜などを利用して食事をすることになります。
また、二人とも働いているので昼間は自宅に誰もいない生活スタイルになったり、互いのキャリアのために利便性の良い場所に頻繁に引っ越したりすることもあります。それぞれのキャリアを優先するため、二人のプライベートな時間が持ちにくく、一般的な夫婦と比べて二人で過ごす時間が少なくなりがちという特徴もあります。
ディンクス(DINKs)におすすめの家と間取り
ディンクスは一般的な夫婦と違って生活スタイルに違いがあることを確認しました。このような違いから、ディンクスには下記のような間取りや家がおすすめになります。
- キッチンは小さくても良い
- 日当たりの良さなどより通勤の利便性を重視する
- それぞれが一人になれる空間を作る
- 寝室など二人になれる空間を作る
- コンパクトなマンションもおすすめ
ディンクス(DINKs)の夫婦は基本的に家で大掛かりな料理をすることがありません。ですから、キッチンは最低限の設備が整った小さなもので十分でしょう。
また、日中は家に誰もいない可能性が高いですから、日当たりの良さなども重視する必要がありません。それよりも主要駅へのアクセスなど通勤の利便性を重視するのが大切です。
ディンクスは仕事を自宅に持ち帰ることも多いといえます。ですから、それぞれが一人で集中して仕事ができる部屋を間取りに加えましょう。ただし、ディンクスはお互いの仕事で、ただでさえ時間がすれ違いがちです。ですから寝室などは二人で共有するようにして、夫婦の時間もきちんと取れるようにしましょう。
また、ディンクスの夫婦はあまり自宅にいないことが多いです。ですから、一人暮らし向けのマンションよりもやや広いくらいのコンパクトマンションを選択するのもおすすめです。
都市部などの利便性が高い土地は物件価格が高くなりがちですが、コンパクトマンションならば低価格で購入できますからその点でもおすすめといえます。
ディンクス(DINKs)が中古マンションを購入するときに注意すべきこと
ディンクスには、最寄り駅まで徒歩五分以内のエリアに建っているマンションがおすすめです。
ディンクスはお互いのキャリアを優先した生活をする夫婦です。ですから、マンションを買うときも居住空間の良さなどよりもアクセスの便利さを重視した方が良いのです。中古マンションで選ぶならば1990年代後半、あるいは、2000年代前半に建てられたマンションがおすすめです。
1990年代前半はバブル崩壊、2000年代前半は地価下落により、駅周辺の土地が安くなり、便利な土地にたくさんのマンションが建てられました。ですので、この時期に建てられたマンションに絞るとディンクスにうってつけの中古マンションを見つけられます。
逆に、この2つの時期以外に建てられたマンションは内部の設備などは整っているものの駅から遠い位置に立地していてディンクスには不便なことが多いので注意しましょう。
また、ディンクスにおすすめとなる1990年代前半の物件の中には遮音性や耐震性などが当時の低い基準で建てられたものもあります。ですので、建てられた後にリフォームなどによって、性能が改善されているかといったことも注意しておくとより良いでしょう。
おわりに ディンクス(DINKs)には利便性の高い土地の物件がおすすめ
ディンクスとは、子供を作らずに互いのキャリアを重視するという新しい夫婦の形です。子供を作らない関係ですし、夫婦が家にいることも少ないので、空間の広さや日当たりの良さといった点は重視する必要がありません。むしろ、コンパクトなマンションでもディンクスならば十分に快適に過ごせます。駅に近い物件などを選ぶようにして、お互いが社会的にアクティブに活動できる家を選ぶことが大切です。
また、間取りとしては互いのプライベートな空間をきちんと確保できるようにしつつも、夫婦としての時間もきちんと大切にできるように、寝室など二人で過ごす部屋もきちんと間取りに取り込むようにしましょう。
最終更新日:2019-12-25