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マイホームブック(byスターフォレスト) > コラム > 【間取り表記の教科書】中古マンション・一戸建て購入の参考に!良く見るSの定義と新しい間取り表記を解説します。

2019-07-04

最終更新日:2019-12-25

【間取り表記の教科書】中古マンション・一戸建て購入の参考に!良く見るSの定義と新しい間取り表記を解説します。


中古マンションや一戸建てを購入する際に見かける「S」という表記。「そういえば見たことあるかも!」という方も多いのではないでしょうか。実は、この「S」の意味や定義をきちんと知っておくと、中古マンションや一戸建て購入の際に役立つんです。物件購入を検討している方は、この記事でしっかり覚えていってくださいね。

SLDKのSとは?

間取りをあらわすSLDKのS。いったいどのような部屋を指しているのでしょうか?

Sの定義

Sというのは、建築基準法において居室の基準をクリアしていない部屋をあらわしています。建築基準法の居室の定義では、換気や採光について一定の基準があります。この基準をクリアしていない部屋は、扱いが納戸のようになって、間取り上はサービスルームのSと記載されます。

部屋に窓があってもSの場合がありますが、この場合は窓の外が共用階段や廊下になっていたり、隣の建物があったりするなどのために、採光が十分に確保できないと判断されているためです。

メリット・デメリット

Sのメリットやデメリットは、次のようなものがあります。

メリット

やはり、メリットは価格が安いことでしょう。間取りが同じでも居室が一つ少なくなると判断されるため、その分価格が安くなる場合が多くあります。

また、法律上「Sは居室にならない」というだけで、用途が納戸と決まっているということではありません。そのため、別の部屋と同様に使用することができるので、考え方によってはお得になるでしょう。

デメリット

居室と比較して、通風や採光が十分でないことが、やはりデメリットでしょう。また、居室と違うので、ネットや電話、テレビを使うためのマルチメディアコンセントが設けられていない場合があります。家電品を使うためのコンセントも設けられていないこともあるため注意しましょう。

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Sを有効に活用しよう!

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ここでは、Sを有効に活用する方法についてご紹介します。

書斎

本を収納する以外に、机を持ち込んで書斎にするのもおすすめです。広々としていて、十分に日光が入る部屋よりも、ちょっと狭くて暗い部屋の方が落ち着いて作業や読書に集中できるものです。こうした経験がある人もいるのではないでしょうか。非常におすすめの活用法です。

子供部屋

子供部屋としてSの部屋を活用するのは、意見がいろいろあるようです。しかし、子供の年齢、Sの部屋の明るさなどを考慮して、子供部屋にしたいと思っている人も多くいるようです。光がある程度入るような窓があれば、子供部屋としても問題ないでしょう。

寝室

部屋の広さがある程度あれば、Sの部屋を寝室として活用している場合も多くあります。普通の部屋よりはちょっと暗いため、寝室にするにはおすすめです。しかし、目覚めには自然光は非常に大切であるため、寝室として活用する際は十分に検討したいですね。

シアタールーム

プロジェクターを使用して映像を投影する際は、採光が十分でなかったり、窓が多くなかったりするSの部屋であれば、投影する際に外部の明かりを容易に遮ることができます。

また、窓が無いSの部屋であれば、ちょっと音が大きくても外部に漏れにくいというメリットもあるでしょう。大きな壁に投影した映像と大きな音によって、迫力があるシアタールームになるでしょう。

新!間取り表記を一挙公開

中古マンションや一戸建ての広告に記載されている間取りには、あまり目にしないような表記があります。ここでは、新しい間取り表記を紹介していきます。

  • DENは、Sと同じ意味の部屋(フリースペースや書斎として活用することを考えている部屋によく使用されます)
  • DC、DRは、ドレッサーコーナー、ドレッシングルーム
  • CLは、クローゼット
  • Wは、ウォークインクローゼット
  • SB、SIC、SCは、シューズボックス、シューズインクローク、シューズクローゼット
  • UB、BTは、ユニットバス、バストイレ
  • TS、TRは、トランクスペース、トランクルーム
  • DSは空調のダクトスペース
  • PSはパイプやメーターが集まっているパイプスペース
  • MBは、ガスや水道、電気のメーターがあるメーターボックス
  • ES、EPSは、電気の配線、配管が通るエレクトリックパイプスペース

おわりに

ここでは、中古マンション・一戸建て購入の際に良く見るSの定義と新しい間取り表記についてご紹介しました。

Sの部屋とは、居室の基準を建築基準法においてクリアしていないものですが、書斎、子供部屋、寝室、シアタールームなど、いろいろと有効的に活用することができます。

中古マンション・一戸建てを購入する際は、Sの定義と新しい間取り表記をぜひ参考にしてください。


最終更新日:2019-12-25

 

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