おすすめPickUP!
家を建てるときやリフォーム時には、色々な設備に目がいきますが、実際に使ってみないと要・不要がわからないこともあります。多額のお金をかけた設備なのに、ほとんど使わないというのではあまりにも残念です。できれば「あって良かった!」と思えるような設備だけを、整えていけるのが理想的です。
設備と言えば水回り!
戸建て住宅で設備といえば、やはり最初に思い浮かぶのは水回りです。毎日の生活で使う頻度も高く、快適に暮らすため水回りの設備だけはこだわりたいという人も多いようです。
あっても使わない設備
水回りに関して不要と思われる設備がもっとも多いのは、やはりお風呂場です。逆にトイレなどでは、高機能の便座や水栓に対してそれほど不満が出ない傾向があります。
あってもあまり使わないと思われる設備には、以下のようなものがあります。
浴室換気暖房乾燥機
冬場の暖房機能は助かるけれど、洗濯物の乾燥に時間がかかり過ぎるといったデメリットがあります。また電気代が高くなるのも考えものです。
浴室テレビ・ミストサウナ
家族がいると入浴にあまり時間をかけられないという事情があります。また多忙な生活を送る人が多く、優雅にお風呂に浸かっていられる人は限られると考えられます。
食器洗浄乾燥機
食器洗浄乾燥機は非常に便利なのですが、家族構成によってはあまり利用しないという家庭もあるようです。
あると役立つ設備
水回り関連の、あって良かったと思われる設備には、以下のようなものがあります。
ビルトイン食器洗浄乾燥機
共働き家庭にとって、食器洗いなどの家事は時短で済ませたいもの。忙しい家庭にとって、食器乾燥機はありがたい設備といえるでしょう。
浴室換気暖房乾燥機
浴室換気暖房乾燥機は、特に高齢者がいる家庭で、浴室を温めておけるので安心です。
自動お湯はり・追い炊き機能
水をあふれさせてムダにすることもなく、一定の温度を保ってくれるのでいつでも快適に入浴できます。
タッチレス水栓
思った以上に便利なのが、タッチレス水栓です。調理中など両手が汚れている時でも、どこにも触らずに手を洗うことができます。またトイレでも清潔感がある上、水栓をいつまでもピカピカに保てます。
機能性バスタブ
そのほか汚れがつきにくく、お湯の冷めにくい素材のバスタブなど、日常的に利便性を感じられる設備です。
こだわりたい内装と収納
部屋の雰囲気を決める内装、すっきりとした生活を実現する収納も、設備を考える上での重要なポイントです。不要な設備、役立つ設備を見ていきましょう。
あっても使わない設備
一見とても便利そうに感じても、実際には使いこなせないという設備は多いようです。特に収納については、スペースがあればそれで良いというわけではありません。
内装、収納関連でムダと思われるものとしては、以下のようなものがあります。
ロフト
季節外のものを置く場所としてうまく使っている人がいる一方、上がり下りが面倒になりあまり役立てていないというケースも。
床下収納
ロフト同様に、いちいち蓋を持ち上げる手間が面倒に感じられます。上に敷物や家具がある場合には、さらに利用頻度が下がります。
屋根裏収納
屋根裏収納は、しまったものが分からなくなったりすることも多いため、無くてもよかったかも…?と感じる方もいるでしょう。
開き戸の収納
収納スペース自体には問題がなくても、開き戸にしたために開け閉めしづらいという場合もあります。場所によっては引き戸を選ぶといった工夫も必要です。
内装に関しては、なくても良かったというよりはキズや汚れが目立つ素材を選んでしまい、後悔する可能性があります。内装を決める前には汚れにくさなどを事前調査することをおすすめします。
あると役立つ設備
逆にあって良かったという設備には、次のようなものがあります。
壁面収納
天井までの壁面収納は収納力が高く、すっきりとした部屋が実現しやすくなります。飾り棚や本棚と併用させると、インテリア性もアップします。
珪藻土の壁
壁や床は素材選びがとても大切です。珪藻土の壁は湿気や臭いを吸ってくれるので、快適な室内環境が得られます。
複合フローリング
複合フローリングはキズがつかず、ワックスがけの必要がないため管理がとても楽になります。このほかにも無垢材で色の濃い目のものなど、温かみがあって肌触りが良く、汚れやキズが目立たない素材を選ぶと満足度が高くなるでしょう。
最新の戸建設備と人気な設備とは?
戸建設備として目新しく、また人気がある設備としては次のようなものがあります。
太陽光発電システム
太陽光発電は光熱費の削減、省エネとなり、売電による収入も期待できます。途中から導入するためには多額の費用がかかるため、最初から付いていると非常に助かります。
スマートキー
カード型で紛失の可能性が低く、またセキュリティ対策としても優れています。
LED照明
リモコンひとつで各部屋の灯りが操作できるLED照明は、利便性が高い上、寿命が長いのが魅力です。
またそれほど新しい設備ではありませんが、床暖房はほかの暖房を使う頻度が下がり、部屋が乾燥しないため依然として高い人気があります。
おわりに
設備は多ければ多いほど便利になるかというと、そうでもないようです。付いていても実際に使うことが少なければ、単に場所を取ったり老朽化したりといった悩みの原因となります。
設備によっては「あって良かった」と「無くても良い」という相反する意見が見られるものもあります。生活スタイルや家族構成によっても、設備の要・不要が変わります。家選びをするときには、個々の用途に合わせ、物件を見極めていくことが大切です。
最終更新日:2019-05-11