おすすめPickUP!
- 団地のお風呂はリフォームで快適にできる?
- リフォームにはどれくらいの費用がかかるの?
- リフォームの注意点はあるの?
この記事では、寒くて不便な団地のお風呂のリフォームに関する上記のような疑問にお答えしていきます!
現代のお風呂は、きれいで掃除しやすいユニットバス、水切れのいい床に、シャワーの設置が当たり前といったように、とても便利で快適なものになっています。
しかし、昭和の戦後や高度経済成長期に建設された団地のように、古い住宅に導入されていたお風呂は、80cmほどの小さな浴槽に「バランス釜」という給湯器が設置されているのが大半。シャワーがないことも珍しくありません。
バランス釜
床や壁はタイル貼りが多く、時が経つにつれて目地の汚れが目立つようになりますし、水漏れの心配も出てきます。何より、冬の季節の浴室はとても寒く、タイルを足で踏みしめたときの冷たさがつらく感じられるものでした。
そんなときは、お風呂のリフォームを考えてみませんか。お風呂のリフォーム・リノベーションの費用や注意点を理解して、寒いお風呂から解放されましょう。
団地のお風呂のリフォームについて
団地のお風呂のリフォームに関するポイントをまとめると以下のようになります。
- 団地のお風呂の問題はリフォームで改善可能!
- リフォームの時間はそれほどかからない
- 団地のお風呂リフォームの注意点は2つある!
団地によってはお風呂が狭かったり使いにくかったりしてしまうもの。しかし、団地のお風呂は簡単に快適なものに変えていくことができるのです。
リフォームの種類や相場を確認していきましょう!
団地のお風呂の問題はリフォームで改善可能!
団地のお風呂は、タイルが汚かったり浴槽が小さく使い勝手の悪いバランス釜であるといった問題を抱えていることが多いです。しかし、リフォームによってこれらの問題を解決していくことができます。
具体的には以下のようなリフォームが可能です!
- タイルを張り替えて清潔感漂うお風呂場に!
- バランス釜から給湯器に変更!
- 足を伸ばせる浴槽に変更!
団地のお風呂はリフォームによってかなり使いやすくなります。バランス釜を新しい給湯器に変えて浴室のスペースを空け、浴槽を大きいものにするというものがあります。
また、天井や壁、床の上から防水・断熱効果のあるパネルを張り付けて、ユニットバスのような浴室にするリフォームも。水切れがよくなればメンテナンスもしやすいですし、冬も寒い思いをすることなく入浴を楽しめるようになります。
リフォーム・リノベーションを行う場合の費用は、工事を行う住戸の環境や導入する設備・建材、リフォーム・リノベーションを実施する範囲などによってさまざまですが、80万円から100万円前後かかることが多いようです。
お風呂のリフォーム・リノベーションでは、設備や建材の購入費用や工事の人件費に加えて、室内を傷つけないようにする養生作業や、撤去した既存設備の廃棄処分、工事車両の出入りなどにもいろいろな経費がかかりますので、注意が必要です。
リフォームの時間はそれほどかからない
リフォームにかかる時間はどのようなリフォームを行うかによって異なります。ですが、お風呂のリフォームは室内のリフォームほどは時間がかからず、1週間ほどで工事は完了します。代表的なリフォームならば以下のような流れと費用で行うことになります。
タイルを張り替える場合・・・2、3日必要
タイルを張り替えるだけならば、早ければ2、3日程度でリフォームが完了します。流れとしては、基本的に以下のような手順で行われます。
- 今あるタイルをはがす
- はがしたあとの壁や天井をキレイにして均等にする
- 接着剤を使って新たなタイルに張り替える
新たに使うタイルの素材や張り替えをどのくらいするのかによって費用は変動しますが、だいたい10万円から30万円程度は必要になってきます。
バランス釜から給湯器に変更・・・数時間で終了
使い勝手が悪いバランス釜を給湯器に変更するリフォームは、数時間で終了する傾向にあります。手順としては以下の通りです。
- バランス釜の種類を確認
- バランス釜を取り外す
- 給湯器を設置する
費用は、団地でよく使われるホールインワンタイプの給湯器に変更した場合で、20万円程度です。
ただし、団地によってはバランス釜から給湯器に勝手に変更してはならないことがあります。リフォームをする前には必ず大家さんに相談し、許可を得てから、取り替えましょう!
浴槽を取り替える・・・4~8日必要
今使っている浴槽を取り替えて、大き目の浴槽に取り替えるリフォームは4~8日必要になります。手順としては以下の通りです。
- 今ある浴槽を取り外す
- 壁や床を補修・補強する
- 新しい浴槽を設置する
団地のお風呂の浴槽は、壁や床にくっついてしまっているはずです。そのため、浴槽を取り替えようとすると壁や床が壊れてしまいます。壊れた壁や床を補修し新しい浴槽を設置するのでリフォームには時間がかかってしまうのです。
費用としては、新しい浴槽をどのようなものにするのかによっても異なりますが、10~50万円程度用意しておくと安心です。
団地のお風呂リフォームの注意点は2つある!
昔ながらの団地のお風呂を快適なものにするリフォーム・リノベーションですが、注意しておくべき点もあります。
ユニットバスのサイズが合わない
築数十年が経過しているような時代の団地では浴室の構造や仕様が特殊で、現在の一般的なユニットバスの規格サイズと合わないなどの理由で、ユニットバスへの入れ替えが難しいことがあるのです。
ユニットバスにできるとしても費用が高額になる可能性があります。そのほか、団地の管理規約上、実施できる工事に制約があれば、それに合わせてリフォーム・リノベーションの内容を決めなければいけません。
追加で費用が発生する恐れがある
また、住宅のなかでも水回りは傷みやすく、実際に工事を始めてみると予想以上に劣化が激しかったということも考えられます。そのような場合には追加の補修工事を行う必要が生じ、費用も追加となります。
悪質なリフォーム業者では、最初の見積もりを安いものにしておいて後に高額の追加費用を請求するケースがありますが、誠実な業者でも実際の必要性から追加費用が発生することもあるのです。
リフォーム時にオプションでとりつけると便利な機能や設備
お風呂場のリフォームをするならば、オプションで便利な機能や設備をつけることも検討してみましょう。オプションでつけられる設備としては以下のようなものがあります。
癒しアイテム
最近のお風呂は、汚れを落とすだけでなく、癒しの効果にも注目されてきています。日頃の疲れを癒してくれる以下のような設備をオプションでつけることを検討してみましょう。
- ジェット噴流機能
- 多機能シャワー
- ミストサウナ機能
- テレビや音楽プレーヤー機能
お風呂の機能性をあげてくれるものだけでなく、テレビや音楽が好きならば、お風呂場でもテレビなどを楽しめるようにしておくとよいでしょう。
デザイン性をあげてくれる機能
お風呂は毎日使うものです。ですから、オプションでデザイン性にこだわってみるのもよいでしょう。具体的には以下のようなものがあります。
- おしゃれな照明
- デザイン性豊かな扉
- 窓のデザインを広々としたおしゃれなものにする
お風呂で使いたい家具などとあわせておしゃれな空間を作ってみましょう!
エコや掃除のためのオプション
お風呂は意外と光熱費がかかってしまうもの。また、普段の掃除も大変です。エコや節約、掃除が楽になるオプションなどをつけると、日常生活で楽ができます。
- 節水水栓やシャワー
- LED照明
- 保温や断熱に優れた素材の利用
- 浴室換気・乾燥装置
- 浴槽洗浄機能
どのようなお風呂にしたいのかをしっかりと意識して、オプションをつけるようにしましょう。
近年団地は人気!
団地と聞くと、なんとなく古臭い印象をお持ちの方もいるでしょう。しかし、最近は団地がブームになってきていて、若者や子育て世帯に注目されてきているのです。
団地は都市計画と一緒に建設されることが多いため、周辺には病院や商店街といった日常に便利な施設が多くありますし、自然もきちんと残されています。
人情味のあるコミュニティーが形成されていることも多く、安心して子育てをしていくことも可能です。
団地の中には、設備などが古いものもありますが、リフォームによって設備は変えていくこともできます。どこかレトロな雰囲気を楽しみつつも、現代のライフスタイルにあった設備を設置していくことも可能です。
団地は決して時代遅れでもダサいものでもないといえるでしょう!
おわりに 再ブームの団地のお風呂をリフォームして便利にしよう!
近年、再注目されている団地。お風呂の寒さや不便さなどの問題点もありますが、これらはリフォームによって改善していくことも可能です!
団地のお風呂のリフォーム・リノベーションは決して不可能ではありませんが、事前に気をつけておくべき点がありますし、その費用は決して安いものではありません。
まずは複数のリフォーム業者に問い合わせを行い、実際のリフォーム・リノベーションについて相談し、見積もりを依頼するなどしてみると、その後の選択肢がわかりやすくなるでしょう。
寒くて不便なお風呂を我慢せず、快適で便利なお風呂を実現するためには、信頼できるリフォーム業者選びも大切です。その点でも、見積もりやサービスの比較検討は大事なポイントになります。
最終更新日:2019-12-26