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海外旅行でホテルに宿泊したり、海外のお宅に遊びに行ったりすると、シャワールームが設置されていることがあります。デザイン性の高いシャワールームであればおしゃれにも見えますし、室内を効率的に使うことにもつながり、魅力的に感じることもあるでしょう。
近年は、日本の住宅でもシャワールームを設置したいという要望が高まりつつありますが、日本の戸建て住宅やマンションにシャワールームを設置することには意外なメリットもあるのです。シャワールームという設備やその設置費用について理解しておきましょう。
シャワールームとは?
「シャワールーム」とは、浴槽のないバス設備で、「シャワーユニット」と呼ばれることもあります。海外では浴槽につかるという習慣が日本のようにはないこともあり、シャワールームは一般的な設備です。
最近は日本でも、浴槽につからずシャワーだけで済ませるという方も多く、そうした方にはシャワールームだけで十分ということもあります。家族が多い家庭やスポーツに励むお子さんのいる家庭では、サブ的な設備としてシャワールームがあれば便利です。
そのほか、大型のシャワールームを設置すれば介護ヘルパーの方と一緒にシャワーを使いやすくなるといったことから、介護の必要なご家族がいる家庭にも適した設備として注目が集まっています。
シャワールームの費用と設置コストについて
シャワールームを設置するには、シャワールーム設備の購入費用と、設置のためのリフォーム費用が必要です。まず、シャワールームの購入費用については、浴槽が付いたユニットバスと比べれば大半の場合は安価になります。
一例を挙げると、コストパフォーマンスにすぐれたグレードの設備では、浴槽付きが30万円程度であるのに対してシャワールームは20万円ほど。ハイグレードの設備では、浴槽付きが200万円から300万円を超えるものもある一方で、シャワールームは100万円から150万円といった具合です。
シャワールームの設置の仕方も、既存の浴槽付きユニットバスをシャワールームにリフォームする場合、既存の浴室はそのままにシャワールームを増設するケース、バス・トイレ・洗面台の3点ユニットをバス・トイレ別にしたうえでシャワールームも設置するなど、ケースバイケースです。
そして、シャワールームを設置するためのリフォーム費用については、シャワールームをどこに設置するか、関連してどのようなリフォームが必要となるかといった状況によってさまざまです。シャワールームの費用を含めて100万円から150万円というのが中心的な価格帯とされています。
シャワールームのメリットについて
前述のとおり、シャワールームはさまざまなご家庭にとって活用場面の多いものです。浴槽につかることを好む方も多いですが、最新式のシャワールームではシャワーだけでも十分体を温めることができるものもあります。
また、シャワールームは省スペースで、スタンダードなサイズのものであればユニットバスの半分ほどのスペースで設置が可能です。そのため、既存の浴室はそのままに、サブとしてシャワールームを設置することも考えやすいです。
浴槽付きの浴室では、2階の設置には防水の問題や、湯船に耐える床の強度といった観点で不安がありますが、シャワールームでは少なくとも重さの心配からは開放されます。浴槽の掃除は大変ですが、シャワールームであればメンテナンスも手軽に行えます。
このようにメリットも多いのがシャワールームの利点です。近年は、家族といっても1人ひとりにさまざまなライフスタイルがあることも多いですが、シャワールームはそうした家族1人ひとりに快適さをもたらしやすい設備といえます。
おわりに
かつての日本では、「入浴」とは「風呂につかること」とされ、「浴槽」が不可欠でした。しかし、ライフスタイルの欧米化・多様化とともにシャワーのみで済ませる家庭も増えており、介護などでシャワーを使うというニーズも出てきています。
シャワールームの設置は、そうした現代の家庭にマッチする便利な設備の一つといえるでしょう。シャワールームもさまざまなメーカー・製品があり、その機能やデザインも多様ですから、多くの選択肢から気に入ったものを選びやすいでしょう。
なお、シャワールームの設置に際して注意したいのが水漏れ対策です。特に集合住宅の場合は水漏れが深刻なトラブルに発展しかねません。リフォームに際しては専門の会社に相談するなどして慎重に進めましょう。
最終更新日:2018-09-25