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マイホームブック(byスターフォレスト) > コラム > 格安で取り付け可能な二重窓!二重窓の効果と価格について解説します

2018-07-20

最終更新日:2020-06-04

格安で取り付け可能な二重窓!二重窓の効果と価格について解説します


  • 二重窓って?
  • どんなメリットがあるの?
  • 値段は高いんじゃないの?

この記事では上記のような二重窓に関する疑問にお答えしていきます。

かつては、寒い地域などで断熱性を高めるために多く使われていた二重窓ですが、今ではその省エネ性能や防音効果が認められ、日本全国で多用されるようになり、住宅をリフォームする際にも内窓を取り付けて二重サッシにするといった対応が多く採用されています。

そんな二重窓も、いざ取り付けようと思うと気になるのが価格面です。機能性にすぐれた二重窓をなるべく安価で取り付けたい……そのように考える方も少なくないでしょう。ここでは、二重窓の効果について改めて紹介するとともに、二重窓を設置する際の価格についても見ていきたいと思います。

意外と知られていない二重窓の効果

二重窓は、寒い地域で使われるのが一般的でした。しかし、一般の住居にも嬉しい効果がたくさん存在します。ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 二重窓とは、窓を二重にすること
  • メリットは省エネできること
  • 二重窓は20万円で設置可能

二重窓は後付けで設置することもできます。リフォームでの取り入れをぜひ検討してみてください。

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二重窓とは、窓を二重にすること

「二重窓」とは、すでに存在する窓の部屋側にもう1枚窓を追加して窓を二重にするもので、「二重サッシ」と呼ばれることもあります。特に、部屋側に追加する1枚のことは「内窓」といいます。

二重窓は、アルミに比べて熱伝導率の低い樹脂製が多く、外気温に左右されづらい構造です。加えて、二重窓にすることで気密性が高まるため、断熱効率が向上します。この効果から、かつては北海道や東北地方といった寒い地域で多く使用されてきましたが、近年ではその効率的な冷暖房による省エネ効果や、次項で述べるようなさまざまなメリットから、全国で人気を集めています。

なお、2枚の板ガラスを使った「ペアガラス(複層ガラス)」というものがありますが、これは二重窓とはまったく別のものです。

メリットは省エネできること

熱伝導率が低く、2枚の窓の間に空気の層が生まれる二重窓には、多くのメリットがあります。筆頭にあげられるのは、先にもふれた断熱性の高さです。冷暖房効率がよく省エネになるばかりでなく、冬の時期に窓には生じやすい結露も軽減できます。

そのほか、気密性の高さから防音性能も期待できますので、音が気になるという方にも適しています。二重窓にはさまざまな製品があり、遮熱性や防犯性をより重視した窓を選ぶことでそうしたメリットを享受することもできるのです。

他方、二重窓にはデメリットもあります。まず、既存の窓の内側にもう1枚窓を追加することで室内に圧迫感が生まれてしまう点です。ただしこれは、窓のデザインを選ぶことによって印象をすっきりさせることも可能です。

もう1つは、窓の開閉に倍の時間がかかるようになるという点です。二重窓は開けるのも閉めるのも2枚の窓に対して行うことになりますから、1日に何度も開け閉めするという方にとっては面倒が増えることもあります。

二重窓は20万円で設置可能

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二重窓に使うガラスにはさまざまな種類があります。たとえば、外側のガラスに特殊な金属膜をコーティングして日差しや熱を遮る効果を高める「遮熱高断熱複層ガラス」を使うと、夏の冷房効率が上がるうえにカーペットや家具の日焼けも防ぎます。

反対に、内側のガラスが特殊な金属膜でコーティングされた「高断熱複層ガラス」は、太陽熱を室内に取り込んで暖房効率を挙げることができるため、寒冷地域により適しているガラスです。2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んだ「防音合わせガラス」は、音の振動を吸収して熱に変えるため、遮音性能が大きく向上します。

このように、ガラスによって高まる機能が違ってくるため、建物の状況やどのような点を特に重視するかによってガラスを選ぶといいでしょう。ただし、高機能のガラスは、それだけ費用もかかることが多いです。二重窓の設置費用はケースバイケースですが、設置費用も含めて20万円弱から25万円強といった費用がかかることが大半です。

マンション購入時に注意したいポイントをこちらの記事でまとめています
中古マンション購入で失敗しないための10個の注意点 | マイホームブック(byスターフォレスト)

窓を設置する「向き」の理想とは?

窓は、お部屋のデザイン性を左右するだけでなく、採光や換気といった機能の面でも重要です。二重窓だけでなく、窓をつける方角などにもこだわってみましょう!

日当たりの良いお部屋が欲しいなら「南向きの窓」を!

太陽の光が降り注ぐ部屋にしたいのならば、南向きの大きな窓を設置してみましょう。

太陽は、昼の間は南に位置しています。ですから、南向きの窓を作れば、日中の日当たりが良く、部屋の中でも洗濯物がよく乾きます。太陽光のおかげで、昼間照明が不要なので年間の電気代を安くすることも可能です。秋冬でも比較的暖かいので、暖房費が浮くというメリットがあります。

日中をお部屋で過ごすことが多いならば窓は南向きにしてください

風通しを重視するなら「南」と「北」の方向に!

住まいの風通しをよくしたいならば、窓は2つ付けるようにしましょう。窓が一つしかないと、せっかく風が入ってきても、空気がうまく循環しないからです。風を呼び込む窓と、風を逃がす窓の2つを作り、室内に風の通り道を作ってあげるようにしましょう。

一般に、日本では夏は南寄りの風が、冬は北寄りの風が吹く傾向にあります。ですから、「南」と「北」の2カ所に窓があれば一年中新鮮な空気が室内に入ってきます

風通りの良い部屋は空調費が節約できますので、ぜひ実践してみてください。

方角別の住みやすさを徹底的に比較した記事はこちら
南向きだけが住みやすい家じゃない! 東西南北それぞれのメリット・デメリットを比較 | マイホームブック(byスターフォレスト)

ただし土地によっては採光や風向きに違いがあるので注意

日当たりの良さを重視するなら南向きに大きな窓を、風通しの良さを重視するなら、「南」と「北」の方向に2つの窓を、設置するのがおすすめです。

しかし、同じ日本でも、地域ごとに風の流れは異なりますし、土地の高低差や住環境によってベストな窓の向きは変わってきます

実際の住環境などを考慮に入れるため、ハウスメーカーなどのプロの意見を聞いたほうが良いでしょう。

窓の大きさの理想とは

窓は、床面積の1/7以上は必要とされていますが、お部屋に使われる窓の大きさはさまざま。よく使われる窓を大きさ順にご紹介しますから、どのような生活の人におすすめとなるのかを確認していきましょう。

掃き出し窓・・・W1,690xH2,030

採光と換気を重視した生活をする人におすすめの窓です。窓の最下部が床面に接しているので、ほうきを使って窓から外にゴミを掃き出すことができるので「掃き出し窓」と呼称されています。

窓としての機能だけでなく、ベランダなどに繋がる扉としても活用できる特徴があります。

たくさんの太陽光を取り入れることができ、換気がしやすいメリットがありますが、外から室内が見えやすくなるというデメリットもあるので、防犯面で対策が必要です。

腰高窓・・・W1,690xH1,570

家具をたくさん置く生活をしたい人に理想的な窓です。大人が立った時の腰くらいの高さに位置する窓なので、腰高窓と呼称されます。

掃き出し窓に比べると小さいので採光や換気能力は劣ります。しかし、窓が高い位置にあるので、小さなお子さんが窓から落ちることもありません。また、窓が高い位置にあるので、窓の下に家具が設置しやすいというメリットもあります。

出窓・・・W1,090xH1,350

デザイン性を重視した生活をしたい人にとって理想的な大きさの窓です。家の外から見て、窓から出っ張ったような作りなので、出窓と呼称されます。

へこんだ部分に植物を並べてインテリアスペースとして活用することが可能です。ただし、腰高窓よりも小さいので採光能力や換気能力は低く、強風の際、出窓が風切り音を発生させる原因になってしまうこともあるので、機能面を重視する人にはおすすめできません。

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おわりに 住みやすい部屋のためには窓にもこだわろう!

住環境向上のためには、窓をどうするかは大切なポイントになってきます。これから住まいを選ぶならば、窓にも注目するようにしましょう。

また、窓を変えることで今の住まいをより良いものにしていきたいならば、断熱性能のある二重窓にしてみるのがおすすめ。二重窓を少しでも安く取り付けようと考えるならば、複数の会社に見積もりを依頼してみましょう。地元の会社に声をかけるのもいいですが、一括見積もりサイトなどを利用するのも有効です。

複数の会社から見積もりを取り寄せて説明を聞くのは、費用面でメリットがあるばかりでなく、信頼できる会社選びにもつながります。

また、二重窓の設置は、既存の窓の状態によっても選択肢に制限が生じることもあります。そうした点も、プロの会社に相談して希望に合致する二重窓を探すと検討しやすくなるでしょう。


最終更新日:2020-06-04

 

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