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ご自身では家や土地を持っていなくても、ご実家が戸建て持ち家だった方は「固定資産税評価額」という言葉をどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。とはいえ、説明できるかと言われたらできない方のほうが大半だと思います。
無論、不動産関係の仕事にでも就かない限り、他者に対して正確に説明するような場面はないと思いますが、知識としては正しく知っておくべき言葉です。
今回は、そんな方々のためにわかりやすく、「固定資産税評価額」という言葉の意味とその金額の調べ方を解説します。
固定資産税評価額の調べ方
春頃になると、市役所や区役所から納税通知書が届きますよね?その書類を見れば、固定資産税評価額が記載されています。しかし、それが待てない!という方や、今すぐに知りたい!という方には次のような方法があります。
固定資産課税台帳を閲覧する
固定資産税台帳には、固定資産の所有者、所在、価格が記載されていますので、市役所・区役所の担当課にて閲覧することができます。ただし、誰でも閲覧できるわけではありません。
固定資産税の納税義務者、相続人、もしくは借地人・借家人などです。閲覧した場合には、インターネット経由で自治体のホームページから申請書をダウンロードできますので、必要事項を記載し、本人確認のできる書類を持参した上で申し込んでみてください。
固定資産評価証明書を取得する
少し手間にはなりますが、固定資産評価書名所を取り寄せるという方法もあります。
こちらはさきほど、閲覧することで確認ができるといった、固定資産課税台帳の内容を証明する書類です。自分の目で台帳から見るのではなく、紙に印刷して手に入れるといえばわかりやすいでしょうか。
取り寄せ方については、自治体によっても異なる場合があるので、必ず事前に確認をしてみてくださいね。
土地と建物の固定資産税はどうやって調べる?
「固定資産税評価額」という言葉を説明する前に、まずは「固定資産税」という言葉についてきちんとした知識を持っておきましょう。
「固定資産税」とは、家や土地を持っている人ならばみな納めなくてはいけない税金です。「固定資産税評価額」とは、その「固定資産税」の金額を決めるための基準値のことです。それではそんな固定資産税の調べ方をご紹介します。
固定資産税評価額から計算できる
先に説明したとおり、固定資産税評価額がわかれば、そこから計算することができます。
固定資産税 = 固定資産税評価額(課税標準額) × 1.4%
※市区町村によっては税率が異なる場合がありますのでご自身でお確かめください。
固定資産税は、その土地・建物のある市区町村に対し、4期に分割して支払います。もちろん一括払いも可能です。春頃に納税通知書が届きますので、それに沿って支払うことになります。
不動産を保有するなら固定資産税評価額を確認しておこう
非常に名前が似通っていて、一つひとつを理解するのが難しいのですが、不動産を所有するのであれば、必ずこれらのことを確認しておくことをおすすめします。
納税は国民の義務であると同時に、怠ると手間が更に増えてしまいます。こちらの記事の中で、固定資産税評価額の調べ方をいくつかご紹介しましたので、ぜひまずは自分でチャレンジしてみてください。
もしそれでもわからない場合には、市区町村の窓口に出向き質問すれば答えてくれるでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。これまで不動産とは無縁だった方も、いつ親からの相続で自分のことになるかわかりません。
不動産を所有し固定資産税を支払っていくというのは、決して投資など利益だけのためではなく自宅や会社の建物を守るためにも絶対的に欠かせない義務です。
正しい知識を予め持っておくことで、万が一自分で何かを調べなくてはならないことになっても慌てずに済みます。ぜひこの記事を参考にして、まずは一度、ご自宅やご実家などの固定資産税評価額を調べてみてはいかがでしょうか。
最終更新日:2018-01-24