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引っ越し先を決めるとき、街の住みやすさはとても大きな判断要素になります。どれだけ好条件の物件に入居できても、そこが住みづらい街では魅力が半減してしまいますよね。
ただ、「住みやすさ」を判定するのはなかなか難しいものです。なぜなら、感覚的なものなので、誰かにとっては住みやすい街でも、他の人からするとそうではないことがあるからに他なりません。
そこで、判定基準の一つとしてさまざまなデータや情報マップを活用してみましょう。今回は、どんなデータが公開されているのか、そのデータは何を意味するのかについて解説します。
住みやすい街探しに活用すべきデータがある
データを活用、解析しなさいと言われると、思わず「うっ」となってしまうかもしれませんが、そこまで難しいデータを見る必要はありません。幸い、ランキング形式や直感的に理解できるように工夫されているデータ、マップも多いので、それらを中心にみていきましょう。
防犯性や財政力など、下見しただけではわからないことも確認できるので、引っ越しを決める前に一度目を通しておくことをおすすめします。
住みやすさの判断の参考になるエリア別データ
それでは以下から具体的なデータ名やマップ名をご紹介していきます。
住みよさランキング
住みよさランキングは、それぞれの市を「安心度」、「利便度」、「快適度」、「富裕度」、「住居水準快適度」の5つのポイントで採点し、それらを総合的に見てランキングづけしたものです。
総合ランキングに注目するだけでなく、自分が重視したいポイントのランキングについてもしっかり確認しておくとよいでしょう。ランキング形式なので、さっとチェックできるのがありがたいですね。
財政力指数
財政力指数とは、自治体の財政力を端的に表したもので、指数が1.0を上回っていれば、その自治体の税収入だけで運営ができている街ということになります。
財政力に余裕があると、それだけ住民にも還元できるようになりますから、新しい公共施設の設置や道路の整備などが期待できるでしょう。街の規模とは必ずしも比例しないのが面白いポイントですね。
犯罪情報マップ
各県の警察が犯罪が起きた場所を統計的に処理し、見やすく処理したものが犯罪情報マップです。
市単位や区単位、さらには丁単位でも確認することができ、その街の防犯性をチェックするのに役立ちます。県によっては不審者情報も掲載されています。
ハザードマップ
ハザードマップは洪水や土砂災害など、自然災害が起こりやすい場所を視覚化したマップです。自然災害を100%回避するのは不可能ですが、それでも危険度が低い地域に住むことである程度の安心感は得られるでしょう。
とくに津波の危険度が判定できるのは大きなポイントです。
市町村別 交通事故分析データ
このデータでは、交通事故による死傷者数を市町村ごとに確認できます。
また、小中高生に限定したデータも参照でき、通学中の事故やそれ以外の事故など、いくつかのケースに分けたデータもみられるので、子どもがいる場合にはさらに有用なものとなりえるでしょう。
データだけでなく、実際に足も運んでみること
これらのデータはとても便利ですが、これだけをチェックして住みやすい街かどうかを判断するのは早計です。やはり自分の目で見てみないとわからないことも多いので、必ず自分の足で物件、そしてその周辺地域を確認してから引っ越しを決定しましょう。
データと下見、両方を使いこなして、引っ越し先を探すことが大切です。
おわりに
データからは客観的な数値を読み取れるので、防犯性といった直感的にはわかりづらいことを確認するのにとても便利なツールです。
もしデータの見方がわからないのであれば、不動産屋に相談してみるのもよいでしょう。また、地域の不動産屋に相談することで、そこに住んでいる人しかわからないことも聞くこともできます。
これらの情報を駆使して、ぜひ納得できる引っ越し先を探してくださいね。
最終更新日:2018-02-21