おすすめPickUP!
引っ越し先を決める際、物件選びはもちろん重要ですが、同じくらい、もしくはそれ以上に大切なのは周辺環境です。たとえどれだけ物件が素晴らしくても、暮らしていくのに不便な環境であれば、おそらく引っ越し後に後悔してしまうでしょう。
住みやすい街の定義は人それぞれです。今回はいろんなライフスタイルを挙げ、それにあった環境を想定してみました。
人気のエリア=自分にとって住みやすい街とは限らない
どの都道府県でも、人気のエリアが最低一つは存在します。多くの人が住みやすいというのならば、きっと自分にとってもそこは暮らしやすい場所なんだろうとついつい思い込んでしまいがちですが、決してそうではありません。
どうしてその場所は人気エリアなのかを紐解いてみると、自分にとっても快適なのかどうかがわかります。
たとえば、保育所や幼稚園に近く、大きなデパートまで十数分でアクセスできるなら、きっとその場所は子どもがいる家族に人気でしょう。しかし、一人暮らしの男性がその場所に住んでも、立地による恩恵は半分も得られないはずです。
自分のライフスタイルを考えてみて、それに合う場所を探すことが、引っ越しを成功させる秘訣なのですね。
ライフスタイルから考える住みやすい街を選ぶポイント
それではライフスタイルごとにどんな街が適しているかみていきましょう。
最寄り駅の混雑具合
人込みが苦手な人にとって、通勤時の満員電車は耐え難いものです。完璧に回避することは難しくても、できるだけ人込みにさらされる時間は短くしたいですよね。
そんなときは最寄り駅の混雑具合をチェックしてみましょう。大きな駅や小さくても線の乗り換えができる駅は混雑しやすく、通勤ラッシュに巻き込まれる可能性が高いです。
駅周辺に飲食店が充実しているか
一人暮らしであれば夕食を外食で済ますことも多くなるでしょう。駅周辺に飲食店が充実していればその日の気分によって食べるものを選べるので、夕食の楽しみがさらに増すはずです。
夜遅くまで開いているスーパーがあるか
忙しい仕事をしている人は、どうしても帰宅時間が遅くなってしまいがちです。そんなとき、夜遅くまで開いているスーパーがあれば助かることも多いでしょう。
自宅の近くにあればよりベストですね。
走りやすい道や公園があるか
運動不足を解消するために、朝、または夜にジョギングをしている人は多いです。一汗かいてから出勤すれば、清々しい気持ちで仕事にとりかかれるでしょう。
ランニングやジョギングを趣味にしているなら、それに適した道があるかチェックしておくとよいですね。また、小さい子どもがいるなら、学校帰りや休日に遊べる公園があるかも見ておくといいかもしれません。
駅の駐輪場が広いか、空きがあるか
駅からやや離れた場所に住む場合、駅までの交通手段はバスか自転車のどちらかになるでしょう。自転車でアクセスするつもりなら、駅の駐輪場に空きがあるかを必ず確認しておくべきです。
広い駐輪場があっても、月極契約の利用者で一杯になっている可能性もあるので、契約の空きがあるかどうかも一緒に聞いておきましょう。
金銭面も考慮しよう
引っ越し先を探していくうちに、ここに住みたい!という場所が見つかるはずです。ただ、どれだけ好条件の場所であっても、あまりに家賃が予算オーバーだと厳しいものがあります。
家賃は固定費で毎月出ていくものですから、安いに越したことはありません。立地は最高だけれど、家賃が高すぎて家計が赤字、なんてことにならないように、自分の収入にあった物件を探すようにしましょうね。
おわりに
今回挙げたライフスタイルはほんの一例です。自分のライフスタイルはどのようなものであるかを一度振り返ってみて、それに合った環境はどんなものかを確認しておくと、引っ越し先がよりスムーズに決まる可能性が高まります。
また、家族で暮らしているなら、各々が希望する条件が食い違うこともあるかもしれません。全員の希望を叶えるのは難しいでしょうから、妥協できる点は互いに譲り合い、全員が納得できる引っ越しをしたいですね。
最終更新日:2017-08-13